金田伊功とゲームがテーマ CEDECで特別招待セッション

 2009年7月に急逝されて2年余り、いまだ多くの人がアニメーター金田伊功さんを振り返ることが多い。そうしたなかで9月6日から8日まで横浜で開催されるCEDEC2011が、「日本アニメの伝説、金田伊功氏がゲームに残した物」と題した特別招待セッションを設ける。
 CEDECは国内最大のコンピュターエンタテイメント開発者のためのコンファレンスで、コンピュターゲームを中心に様々な発表、トークが行われる。このセッションでは日本を代表するアニメーターが、ゲーム開発に残した役割を特に取り上げる。

 長年ゲーム開発に携わってきた遠藤雅彦さん、そしてスクウェア・エニックスでマネジャー/プロデューサーを務める時田貴司さんが 講師を担当する。スクウェア・エニックスは、金田伊功さんが晩年活動の拠点としていた。「半熟英雄シリーズ」などで活躍している。時田さんは、この「半熟英雄シリーズ」に参加していた。セッションは60分を予定するが、日時は現在未定、今後CEDECから発表されるとみられる。

 セッションでは、金田さんの様々なプロジェクトでのゲーム制作の仕事をまとめる。また、多くのアニメ関係者に影響を与えた金田さんが、ゲームの場で実現したものは何だったのかなど、ゲームのなかでの活動を考えるという。さらにアニメ業界とゲーム業界のモーションの差と演出の違い、その試行錯誤のなかで確立された一流アニメーターとの協業手法を紹介する。
 手描きのアニメーションとゲーム開発で活用されるCGアニメーションは、これまで距離が離れているとされてきた。しかし、アニメとCGは益々接近し、いかに魅力ある動きを作り出すかを考える中で、アニメーターの技法はこれまで以上にCGの現場で関心を惹くに違いない。金田伊功さんはその先駆的な試みをしていたと言えるかもしれない。
 数多くのセッションが設けられるCEDECだが、「日本アニメの伝説、金田伊功氏がゲームに残した物」はそのなかでも特に重要なひとつになるだろう。

コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2011
(CEDEC2011)

http://cedec.cesa.or.jp/2011/

2011年9月6日(火)~9月8日(木)
パシフィコ横浜 会議センター(横浜市西区みなとみらい)
主催: 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)

日本アニメの伝説、金田伊功氏がゲームに残した物
http://cedec.cesa.or.jp/2011/program/GD/C11_I0036.html

[講師]
遠藤雅伸
(モバイル&ゲームスタジオ取締役会長)
時田貴司
(スクウェア・エニックスモバイル事業部 シニア・マネージャー/プロデューサー)