細田守×片渕須直 アニメのロケハン語る 10月に六本木で

 映画制作と地方活性化を結びつけるジャパン・ロケーション・マーケット(JLM)は、10月22日に東京・六本木ヒルズでJLMシンポジウムを行う。このシンポジウムなかで、アニメ映画制作の際に行われるロケハン(ロケーションハンティング)が取上げられる。
 このトークは「アニメーション meets ロケーション~ヒットアニメに学ぶロケハン術~」と題されて、話題の劇場アニメ『サマーウォーズ』の細田守監督と『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督が出演する。また、司会は東東京藝術大学大学院映像研究科の岡本美津子教授が務める。

 今回のシンポジウムは、10月17日から開催される東京国際映画祭の開催に合わせたものだ。また、「アニメーション meets ロケーション」は、文化庁映画週間との共同開催ともなっている。
 映像を構成する要素が全て創造の中から生まれるアニメーションは、一般にはロケハンとは縁が薄く思われがちだ。しかし、実際には、想像の世界をよりリアルに見せるために、現実の風景を丹念に取材することは少なくない。

 アニメ特有の方法論として、現実の風景からのクリエイティブの発展や異なる空間の組み合わせなどアニメ特有のロケハン事情もある。また、アニメ作品は多くのファンを持つが故に、モデルとなった地域が作品を地域活性化と結びつけるケースが増えている。
 JLMはそうしたアニメと地域の連携に関心が高く、昨年来しばしばアニメによる地域活性化を取上げている。今回は、「アニメーションとロケーションハンティング」を取り上げ、実在する地域の特性と風景の重要性などを語り合うとしている。

 シンポジウムに出演する細田監督は最新作『サマーウォーズ』の中で、長野県上田市をモデルとしている。日本の大家族を主人公とした映画は、上田市に実在する風景を取り入れることで活き活きと描かれた。
 一方、『マイマイ新子と千年の魔法』で片渕監督が取上げたのは、山口県防府市の風景。原作が作者高樹のぶ子さんの自伝的小説ということもあり、その故郷の風景が映画の中に織り込まれる。地域と深く密着した映画を撮った二人の監督のトークに注目だ。

 シンポジウムは、このほか「映像が地域を変える!地域が映像に力を与える!」も行われ全体で15時半から20時までを予定する。
 申し込みは事前登録制で参加無料、受付は今後JLMの公式サイトで開始する予定だ。

ジャパン・ロケーション・マーケット(JLM) http://wp.j-lm.com/

JLMシンポジウム
10月22日(木) 15:30~20:00

【場所】 六本木ヒルズ 森タワー アカデミーヒルズ49 オーディトリアム
【参加費】 無料 (事前登録制)
【定員】 各150名

第一部 15:30~17:30
第7回文化庁全国フィルムコミッション・コンベンション
「アニメーション meets ロケーション~ヒットアニメに学ぶロケハン術~
(文化庁映画週間共同企画)

出演:  細田守 (アニメ監督)
      片渕須直 (アニメ監督)
司会: 東東京藝術大学大学院映像研究科教授 岡本美津子

第二部18:00~20:00
JLMシンポジウム
「映像が地域を変える!地域が映像に力を与える!」

出演者:  中江裕司 (映画監督)
       朝原雄三 (映画監督)
       篠原哲雄 (映画監督) 
ナビゲーター: 木村匡也