ウィズ通期決算は減収赤字 主力はたまごっち、プリキュア

 玩具会社のウィズは、7月7日に平成23年5月期の決算発表を行った。売上高は前年同期比で12.7%減の25億400万円だったほか、営業損失が1億1700万円、経常損失が1億1100万円、当期純損失が1億1300万円と2期ぶりに赤字に転落した。
 こうした業績は主に新商品の動きが弱かったためである。OEM製品で「たまごっち」シリーズや「プリキュア」シリーズはあるものの新規のヒット作品に恵まれなかった。

 主力となったのは、やはり「たまごっち」シリーズと「プリキュア」シリーズである。「たまごっち」シリーズは、「Tamagotchi iD」と「Tamagotchi iD L」が好調に推移したが、東日本大震災の影響による一部部材調達の遅れで前年より減少した。
 「プリキュア」シリーズも『ハートキャッチプリキャア!』シリーズが堅調だったが、前年に及ばなかった。新たに『デジモンクロスウォーズ』も加わったが、他のOEM製品は低調だった。
 オリジナル商品は「東京スカイツリー バンク634」は堅調だったが、他にヒット商品がなかった。海外販売も期初予想を下回ったとしている。

 通期業績は、赤字になったものの売上高、損益面ではいずれもが今年5月23日に発表された業績予想より良かった。これについてウィズは、売上げにおいては企画開発商品の売上げ想定を上回った、利益では円高効果による仕入れのコスト減少、経費削減によるものと説明する。
 平成24年5月期については、「たまごっち」シリーズや「プリキュア」シリーズで確実に売上げを確保しつつ、経営資源の集中による企画・開発を進める。売上高は32億円、営業利益、経常利益でそれぞれ1億円、当期純利益は9600万円を目指す。

ウィズ http://www.wizinc.co.jp/