角川BOOK☆WALKER 10月からアニメ配信スタート

 角川グループのコンテンツプラットフォームBOOK☆WALKERは、本年10月よりアニメや映画の映像作品配信をスタートする。7月7日より東京ビッグサイトで開催されている第18回東京国際ブックフェアの角川グループブースにて、今後のBOOK☆WALKERの展開のひとつとして発表された。
 BOOK☆WALKERは、2010年12月からスタートした電子書籍のプラットフォームである。角川書店をはじめアスキー・メディアワークス、富士見書房、エンターブレインほかのグループの有力コンテンツをスマートフォンやタブレット端末向けに配信する。グループのデジタル分野の戦略子会社角川コンテンツゲートが運営する。

 東京国際ブックフェアでは、「本の進化は止まらない!」として8月から10月に予定する新たな主要事業を紹介している。発表されているのは以下の4つである。

 1) ニコニコ静画 電子書籍(8月)
 2) キャラクターアプリ (8月)
 3) BOOK☆WALKER for GREE (9月)
 4) 映像配信 (10月)

 アニメへの展開は、この映像配信事業にあたる。角川コンテンツゲートでは、電子書籍だけでなくアニメや映像が見られるサービスを用意するとしている。BOOK☆WALKERの2010年秋、サービス開始前の発表では書籍・マンガ以外も含む多様なコンテンツのプラットフォームを掲げていた。それがここで実現する。
 出版社の中では本格的な映画とアニメの事業分野を抱えることが角川グループの強みになっている。そうした特長が活かされる。タイトルや価格、販売方法は、現在は明らかにされておらず、今後の発表を待つことになりそうだ。

 また、「ニコニコ静画 電子書籍」は、角川グループが本年6月に資本提携をしたドワンゴグループが運営するニコニコ動画と連動したものである。ニコニコ静画が電子書籍に本格対応し、BOOK☆WALKERで購入した電子書籍がニコニコ静画のビューワを利用して閲覧できるというものだ。
 同時にニコニコ動画で人気の高いコメント機能が、ニコニコ静画でも取り込まれる。ニコニコ静画では書籍、マンガにコメントをつけて共有することが可能になる。
 「BOOK☆WALKER for GREE」は、国内有数の規模を誇るSNSサービス「GREE」で展開するソーシャル電子書籍アプリだ。本の感想やリストを友だちなどと共有出来る。「ニコニコ静画 電子書籍」と併せて、BOOK☆WALKERがソーシャル機能を軸に普及を狙っていることが分かる。
 キャラクターアプリは、グループの人気キャラクターをiPhoneアプリとしたもの。ここでは、グループのもうひとつの戦略であるキャラクターの活用が目指されている。

角川コンテンツゲート http://www.kadokawa-cgate.co.jp/