東京ゲームショウ会場マップ公開 M&Aの影響顕著に

 9月24日から世界最大級のゲームイベントである東京ゲームショウ2009が、幕張メッセで開かれる。このイベントの展示コーナー/ホールマップが、9月15日に公開された。
 ゲームショウに限らずこうした産業見本市の展示会場マップは、その業界の領土図に見立てられることが多い。毎年替わり行く、業界内の企業の伸長を反映する傾向が強いからだ。業績が好調になればブースを広げ、また合併すれば共同ブース、ひとつのブースに集約される。

 2009年の展示会場地図も、現在の国内ゲーム産業の状況を如実に映し出したものとなった。最大の特徴は巨大な企業グループの共同ブース化である。
 まず、今年春にTOB(株式公開買付け)により、バンダイナムコゲームスの子会社となったディースリー(D3パブリッシャー)がバンダイナムコゲームスとの共同ブースになった。また、今年4月にコーエーテクモホールディングスに統合されたコーエーとテクモも共同ブースである。

 さらに2005年にスクウェア・エニックスに買収されグループ会社となったタイトーが、経営統合から4年目にして初めてスクウェア・エニックスとの共同ブース出展となる。持株会社へと経営体制を変えたスクウェア・エニックスの新たな企業戦略を感じさせるものである。
 この結果、近年、大企業による巨大なブースが立ち並ぶ印象が強まっている東京ゲームショウは、今年はさらにそうした傾向を強めそうだ。現在でも衰える気配を見せない世界のゲーム業界の再編の流れが、東京ゲームショウにも及んでいるとも言える。

 その海外企業でも、日本市場戦略の変化が伺える。例年、巨大なブースを出展していたエレクトロニックアーツは今年の展示ホールにブースを設けないようだ。これまで日本市場開拓に大きな力を入れてきた同社の微妙な変化を感じさせる。
 一方で、今年はもう一つの海外の巨大ゲーム企業ユービーアイソフトが大規模なブースを持つ。こちら逆に、日本市場への積極的な攻勢をかける同社の方針が現れたかたちだ。

東京ゲームショウ2009 http://tgs.cesa.or.jp/