DeNAがレベルファイブと業務提携 レイトン教授など 

 モバイルコンテンツの大手ディー・エヌ・エー(DeNA)とゲーム会社レベルファイブは、6月21日に包括的な業務提携を結んだことを発表した。ソーシャルゲーム事業において、ゲームの共同企画、開発を進める。また、両社共同で海外のソーシャルゲーム市場の創出・開拓を目指す。
 この第一弾としてレベルファイブの大ヒットタイトル「レイトン教授シリーズ」とDeNAの大ヒットシリーズ「ロワイヤル」シリーズをコラボレーションした「レイトン教授ロワイヤル」を開発する。サービスは2011年秋頃にDeNAの運営する「Mobage」提供開始を予定する。DeNAは既に事前登録サイトをオープンした。またゲームは、ソーシャルゲームで一般的なアイテム課金制となる。

  「レイトン教授」シリーズは国内外で約1200万本を出荷する大ヒット作、「ロワイヤル」シリーズの『怪盗ロワイヤル』はユーザー数1000万人を超える巨大ソーシャルゲームである。大型タイトル同士のコラボレーションで、新規ユーザーも含めた幅広い顧客の開拓を目指す。
 さらにDeNAは「レイトン教授」シリーズの知名度が海外で高いことから、世界市場の開拓のキラーコンテンツになると見ているようだ。DeNAは昨年以来、海外企業の買収などを通じて、海外のモバイル・ソーシャルゲーム事業進出に積極的に動いている。レベルファイブとの提携もそうした背景がありそうだ。
 一方、レベルファイブも2010年秋に、米国ロサンゼルスに現地法人を立ち上げたばかり。海外市場への直接進出を狙う。DeNAの目指すところと一致する。

 また、DeNAの有力コンテンツホルダーとの積極的な提携戦略も鮮明だ。2011年に発表されただけでも、フジテレビとの共同開発、日本テレビ・読売巨人軍との共同開発などがある。
 アニメ関連では3月9日に東映アニメーションとの事業提携とアニメ『スラムダンク』のソーシャルゲーム化、6月10日にはアニプレックスとの事業提携、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』のソーシャルゲーム化を相次いで明らかにした。2011年には有力タイトルが「Mobage」に次々と並ぶことになる。
 急成長を続けるソーシャルゲーム市場だが、ゲームの数も急増中で競争は厳しさを増している。ブランドコンテンツの囲い込みでDeNAは、他社との差別化を狙う。

ディー・エヌ・エー(DeNA) http://dena.jp/
レベルファイブ http://www.level5.co.jp/