文化庁 国際共同製作を支援 説明会を開催

 文化庁が、国際共同製作を目指す映画やアニメーションの支援強化に乗り出す。平成23年度から長編劇場映画、劇場アニメーションの国際共同製作への補助金交付を開始する。8月に交付対象となる作品の公募をすることを明らかにした。
 対象となるのは上映時間が1時間以上、経費1億円以上の作品である。また、平成23年10月1日から平成24年3月31日までに完成する必要がある。補助金額は製作費全体の1/5以内、最大5000万円までとしている。

 文化庁はこれまでも、国内の映画、ドキュメンタリー、アニメーションの製作に支援活動を行ってきた。今回はこうした支援の範囲を国際共同製作作品に広げる。
 これは国が掲げるコンテンツ文化・産業の海外展開と歩調を合わせるものだ。その映像の海外展開の方法として、国際共同製作が注目されている。製作に参加する複数の国の企業が資金を出すことで、リスクの分散や国際的な市場拡大が期待出来るからだ。実際にヨーロッパやアジアでは、多国間による映画やアニメーションの共同製作が増えており、市場での存在感も増している。

 一方で、そうした多国間の共同製作には、それぞれの国の政府から文化産業支援の補助金が出ることが多い。また行政の援助を当初より組み込んだプランが立てられる。
 しかし、これまでに日本では、こうした制度がなかったため、国際共同製作を進めるうえで不利になることが多かった。今回のプロジェクトは、そうした状況を打開する狙いもある。

 ビジネス形態が多様で複雑な国際共同製作の認定は、公益財団法人ユニジャパンが新たに開始する認定制度を利用する。ユニジャパンはこれまでの国内映像作品の海外展開の経験を活かし、該当する国際共同製作が日本の製作者の海外市場獲得に寄与するか、産業のグローバル化や文化の質的向上につながるかどうかを判断する。

 ユニジャパン国際共同製作認定の申請は、6月27日から7月8日まで。その後、国際共同製作映画への支援の募集受付けを8月8日から12日まで文化庁が行う。
 また、公募に先立ち6月24日14時から都内で、今回の支援プロジェクトに関する説明会を開催する。「ユニジャパン国際共同製作認定」と「国際共同製作映画への支援」についての説明が行われる。説明会の出席は、6月22日18時までに文化庁あてにメールにて申し込む。
 ユニジャパン国際共同製作認定と国際共同製作映画への支援については、それぞれのサイトで詳細を確認出来る。

文化庁 http://www.bunka.go.jp/
  映画製作への支援  
  http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/03eiga_sien/index.html
公益財団法人ユニジャパン http://www.unijapan.org/
  ユニジャパン国際共同製作認定(ユニジャパン認定)
  http://www.unijapan.org/news/unijapan/post_52.html