VIZメディア ライセンシングエキスポの主要プロパティ発表

 米国で日本マンガ・アニメ事業を手がけるVIZメディアは、6月14日からラスベガスで開幕するライセンシング・インターナショナル・エキスポ(The Licensing International Expo)の主要ラインナップを発表した。今回、同社のハイライトとして紹介されたのは7作品、『Bleach』、『初音ミク』、『結界師』、『NARUTO 疾風伝』、『ぬらりひょんの孫』、『TIGER & BUNNY』、そして『ヴァンパイア騎士』である。

 ライセンシング・インターナショナル・エキスポは、世界最大の国際ライセンス見本市として知られている。開催期間中は世界98ヶ国以上から18000人を超える業界関係者が集まり、7000以上のライセンス・ブランドが紹介される。
 見本市が取り扱うライセンスは、キャラクター、コミック、テレビ番組、映画、デザイン、企業・大学・団体のロゴ、有名人の肖像権、スローガンまで多様な領域にわたる。それでも見本市で最も注目されるのはキャラクターライセンスである。日本のアニメなどのキャラクターも出展されており、VIZメディアも自社取り扱い商品を売り込む場として活用している。

 今年のVIZメディアの話題は、先日、海外ライセンスの獲得を発表したばかりの『初音ミク』と『TIGER & BUNNY』だろう。VIZメディアは小学館・集英社系の企業ということもあり、伝統的に両社や白泉社関連の作品に強みを持っている。そうしたなかで『Bleach』、『結界師』、『NARUTO 疾風伝』、『ヴァンパイア騎士』は、定番の有力コンテンツとなっている。『ぬらりひょんの孫』は、同様の路線で今後売り出したい作品だ。
 一方、音声合成ソフトの『初音ミク』は、アニメ・マンガ(出版)とは連動しないキャラクターである。これまでのVIZメディアのプロパティの中では異例の存在だ。『初音ミク』は音楽を通じて2011年に強力にプッシュされており、キャラクタービジネスにも大きなチャンスがあると見ているようだ。
 『TIGER & BUNNY』も、マンガ・アニメとの連動を重要視してきたこれまでのVIZメディアの方針とは一線を画す。マンガの発売はなく、アニメはネット配信のみの作品の見本市での強力プッシュは、同社の北米でのビジネス展開の新たな流れを感じさせる。

VIZメディア 
http://www.viz.com/ 
ライセンシング・インターナショナル・エキスポ(The Licensing International Expo)
http://www.licensingexpo.com/