関西のコンテンツ産業推進 産官学での検討の場を設置

 関西でのコンテンツ産業振興とその戦略を検討する「関西のクリエイティブ産業を考える会」が6月9日に設置された。この会は経済産業省近畿経済産業局と関西経済連合会が中心となって推し進めるものである。
 関西のクリエイティブ産業振興を目的に、メディア・コンテンツを中心としたマンガ、映画、アニメ、デザイン、ものづくり、放送などの活性化について討議する。
 座長を大阪大学総長の鷲田清一氏が務めるほか、斎木崇人氏(神戸芸術工科大学学長)、竹宮惠子氏(京都精華大学マンガ学部長)、奈村協氏(東映・京都撮影所長)、信谷和重氏(経済産業省商務情報政策局文化情報関連産業課長)ほか、関西圏を中心に産官学から幅広い人材が委員として参加する。さらに大阪府、京都府、兵庫県、大阪市、京都市、神戸市の3府県3市がオブザーバーに加わるなど、関西圏での幅広い連携が目指されている。

 近畿経済産業局によれば、コンテンツをはじめとするクリエイティブ産業は、今後の経済成長を支える戦略分野のひとつである。これまでも関西からの活性化を目指して、クリエイティブ・インダストリー・ショーケースin 関西(CrIS関西)などに代表される産業振興の活動が取り組まれている。
 「関西のクリエイティブ産業を考える会」では、これまでの活動をさらに広げるために、地域のコンテンツビジネス活性化させる戦略を策定・推進する。

 主な検討課題は、「関西発のコンテンツ産業の活性化」、「海外市場の新たな需要の開拓」、「新たな産業を支える人材の育成」、「クリエイター等関係者が一体となった戦略の策定・推進」などである。討議による成果を、「関西のコンテンツビジネスの活性化戦略(案)」として2011年度内にとりまとめる予定だ。
 関西は文化基盤と資産が豊富なだけに、今後の産業活性化で大きな役割を果たしそうだ。同時に、東京圏が中心となりがちなクリエイティブ産業、コンテンツ産業の在り方の討議に、別の視点を与えることも出来そうだ。

経済産業省近畿経済産業局 http://www.kansai.meti.go.jp/
関西経済連合会 http://www.kankeiren.or.jp/