「戦国BASARA」で宮城復興支援 TVCMやポストカード活用

地元観光をアピールする支援ポストカード (c)2011 CAPCOM/TEAM BASARA

 3月11日に起きた東日本大震災から、3ヵ月近くが経つ。しかし、被災地の復興までには、まだ多くの時間がかかりそうだ。そうしたなかで、人気アニメと地域のつながりを活かした復興支援が始まった。被災地のひとつ宮城県とゆかりの深い『戦国BASARA』が、アニメを通じて復興支援に協力をする。

 そのプロジェクトのひとつとして、アニメ『戦国BASARA』のテレビ放映の際に、宮城県白石市の復興CMをオンエアする。このCMでは地域の被害を紹介するとともに、白石市の風間康静市長ら地元の人が出演、白石市に観光で訪れるようにアピールする。
 これは震災による一次被災は勿論だが、現在、白石市をはじめとする観光地域では、観光客の激減による二次被害が深刻になっているためである。宮城や仙台、白石に馴染みが深い『戦国BASARA』のファンに観光を喚起する。
 CMは、現在、TOKYO MXで再放映中の『戦国BASARA』の6月2日の回をスタートに4週間放映、さらに6月9日、16日放映予定の『戦国BASARA弐 総集編』でも放映する。

 こうした取り組みは、アニメを制作するプロダクション I.Gのスタッフが、宮城県にお見舞いのために訪問したことから実現した。スタッフが地元経済の落ち込みの大きさや、さらにいち早く観光を復活させ、地域活性化につなげたいとの要望を聞いたことから、アニメを通じた観光喚起として今回のCMを企画した。
 『戦国BASARA』の放映枠はもともと本作の製作委員会が買い切っており、その枠を復興CMのために提供する。またCM制作は、プロダクション I.Gのスタッフが撮影した。白石市は資金負担をすることなく、観光をアピールすることが可能になった。

 このほか『戦国BASARA』関連では、6月4日公開の『戦国BASARA 劇場版』の劇場興行収入の一部を被災地の義援に寄付することを決めている。チャリティー着ボイスを販売するなど、様々な試みで支援を目指す。
 また、今後は『戦国BASARA』のイラストを活用した宮城復興イラストのプロジェクトを進める。仙台商工会議所が考えた復興支援のメッセージを入れたポストカードを作成した。6月3日の新宿での出陣式、宮城県利府での上映会でこれを配布、ここでも被災地への観光を訴える。
 さらにこのイラストは仙台商工会議所に貸与され、宮城県内の企業で商品化を進める。商品化にあたっては、製作委員会がアニメショップなどへの販売ルートを紹介する。地元企業の活性化を通じた復興を目指す。

白石復興CM オンエア予定
『戦国BASARA』 再放送
6月2日、9日、16日、23日 (放送中各1回)
『戦国BASARA弐 総集編』
6月9日、16日 (放送中各2回)
(いずれもTOKYO MX)

アニメ『戦国BASARA』 http://www.basara-movie2011.com/

 

被災地の様子
被災地の様子