15周年「るろうに剣心」BD 同一マスターで日米同時発売

 アニメ『るろうに剣心』が、1996年の最初のテレビシリーズ放映開始から今年で15周年を迎える。この15周年を記念して、本作のOVA 2シリーズ追憶編(1999年)、星霜編(2001年)、そして劇場版(1997年)の3つが初めてBlu-ray Discとなりアニプレックスより発売されることになった。
 初回限定生産では、中嶋敦子さん描き下ろしの三方背BOX、オリジナルイラストのデジパック仕様となる。価格は8月24日発売の追憶編が税込8400円、星霜編(9月21日発売)と劇場版(10月26日発売)がそれぞれ7140円である。熱烈なファンの多い作品だけに待望のリリースになりそうだ。

 一方、BDの新しい映像を体験できるのは、日本国内だけではない。5月28日には、これらのBDを北米でも同日発売することが発表された。BDには、オリジナルの日本語音声に加えて、英語吹き替え音声、それに日英の字幕がつけられている。BDのリージョンコードが同一である北米で同じ商品を流通することが可能であることを利用する。さらに北米版には、ブックレットの英語対訳版を封入する。
 海外向けで指摘されることの多い国内外価格設定の違いは、日本での販売価格よりやや低めにつけることで対応している。希望小売価格で追憶編81.98ドル、星霜編と劇場版が69.98ドルである。店頭価格がそれぞれ64.98ドル、54.98ドルである。販売にあたっては国内でも通常値引きが行われるため、実売価格での差はかなり縮まる。

 こうした価格設定は、北米のファンにはやや高額に映るかもしれない。それでも2000年代前半に日本を上回る人気を博した『るろうに剣心』のBDは、現地の多くのファンから関心を集めるだろう。また北米のDVDやBDのクオリティに満足しないファンにも歓迎されそうだ。実際に北米には日本版をオーダーするファンもいるとされており、そうした需要取り込みを目指しているとみられる。
 現地でBDを発売するアニプレックスUSAは、今年2月にもやはり日米同一マスターで『空の境界』BD-BOXを発売している。この販売が堅調であったと伝えられていることも、今回の同時発売につながったとみられる。
 北米にハイクオリティで高価格のアニメDVD・BDのマーケットが実際にどの程度あるのかは明らかではない。それだけに『空の境界』に続く今回の試みは、多くの関係者の注目を浴びそうだ。

『るろうに剣心』 15周年公式サイトグランドオープン
http://www.kenshin-tv.com/