タカラトミー24年3月期見通し2000億円 米社買収で

 玩具大手タカラトミーは、5月26日に平成24年3月期の連結業績予想を発表した。同社は今年4月29日付で米国の未就学児・乳幼児向け玩具のRC2コーポレーションを買収したこと、東日本大震災の影響が不透明なことから、業績見通しの精査が必要とし連結業績予想を公開していなかった。今回は、それを全て含んだものとなる。
 RC2の売上高を含むタカラトミーの売上げは、前期比およそ25%増の2000億円、営業利益は117億円、経常利益は107億円、当期純利益は62億円となる。買収効果で売上げが拡大する。しかし、国内消費は震災・計画停電などで慎重に見ており、さらに原材料価格の高騰、玩具製造をするアジア地域の人件費上昇、仕入原価悪化要因から収益については、前期並みの厳しい見通し立てた。

 買収によるビジネスモデル構築や統合シナジー実現には時間がかかるとする。しかし、中長期的にはグローバル展開の加速につながるとする。
 タカラトミーは6月24日付の株主総会の賛同を得て、RC2の最高経営責任者であるカート・ストルティング氏を新任取締役とする方針だ。経営陣のグローバル化も進む。

 今回の買収でタカラトミーは規模の面で、世界玩具市場で存在感を高めることになる。平成23年3月期、タカラトミーの売上高約1595億円は、国内ライバル企業バンダイナムコホールディングスのバンダイを中心とした玩具部門(トイホビー)の1583億円と競り合っていた。
 しかし、平成24年3月期ではタカラトミーの2000億円に対して、バンダイナムコHD玩具部門のそれは1600億円である。一気に突き放すかたちだ。グローバル市場では世界第2位のハズブロの40億ドル(約3300億円)(2010年)とまだ差はあるが、同社が目指す。世界第3位を確固とするを実現することになる。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/