フィールズ売上・利益最高 映像ではCG制作DF好調

 遊技機大手フィールズの平成23年3月期決算が、5月12日に発表された。遊技機事業が好調に推移したことから売上高は過去最高の1035億9300万円と前期比で56.2%と大きく伸びた。利益面も好調で、営業利益は131億3600万円(前年比61.7%増)、経常利益は136億8400万円(同76.3%増)、当期純利益は75億2000万円である。

 遊技機事業にあたるPS・フールドの売上高は941億1500万円(前年比50.9%増)、営業利益は128億6600万円(同58.2%増)だった。パチンコ「CRヱヴァ~始まりの福音」が20.5万台、パチスロ「新鬼武者」9万台、「ヱヴァ~真実の翼」5.5万台、「俺の空」3.8万台、「戦国BASARA2」1.6万台がヒット商品だった。
 アニメ、マンガ、ゲーム関連タイトルが、売上を牽引していることが分かる。とりわけ「エヴァンゲリオン」の関連パチンコ/パチスロは23年3月末までに累計157万台と150万台を突破した。同社の主力タイトルとなっている。

 モバイル・フィールドは売上高20億3200万円(前年比11.6%増)、営業利益2億3600万円(同39.9%減)である。利益は減少したが、携帯コンテンツ「フィールズモバイル」は堅調だった。
 スポーツエンタテインメント・フィールドは、前年に続き営業損失で苦戦している。売上高は21億7100万円(同10.1%減)、営業損失が2億9000万円である。

 また、同社の新分野への進出と注目されている映像・コンテンツ事業は好調だった。フィールズでは その他・フィールドとしてこれを区分している。
 同事業は円谷プロダクション、デジタル・フロンティアの子会社化により、売上高は前年の6億1900万円から58億8100万円に一気に拡大した。さらに、営業利益は3億1500万円、フィールズはのれんの償却分を考慮すれば実質7億円強の収益力があったという。
 この分野の主要会社は、特撮映像の円谷プロダクション、コンピューターグラフィックスのデジタル・フロンティア、アニメーション事業のルーセント・ピクチャーズエンタテインメントとなる。さらに今後のビジネスを拡大する小学館クリエイティブとの共同出資会社ヒーローズも重みを増しそうだ。

 このうち好調だったのは、デジタル・フロンティアである。同社の事業は非常に好調としており、国内におけるコンピュータ・グラフィック制作のニーズは高いとフィールズは説明する。さらに今後は海外からもオファーが想定されるとし、事業拡張に前向きだ。
 円谷プロダクションについては、年末の劇場映画が直近3年で最低の興行収入となったが、想定内であったとする。そのうでウルトラマンのブランド再構築は進展しており、現在起きている訴訟の問題含めて準備中であるとする。
 一方、ルーセント・ピクチャーズについては先行投資が続き、3年間連続の赤字であった。3D関連事業の整理統合と事業分野の選択と集中行っている。今期は映画『ベルセルク』公開で収益獲得を目指す。
 さらにヒーローズについては、これまでにないコンセプトの青年向け月刊マンガ誌を2011年9月に創刊する予定だ。また、これ以外にも複数の大手出版社とコンテンツ開発を進行させている。

フィールズ http://www.fields.biz/