TBS 「けいおん!!」ヒットでアニメ事業過去最高益

 5月12日に発表された東京放送ホールディングス(TBS-HD)の平成23年3月期の決算は、売上高は前年比2.4%減の3427億5400万円となったが、コスト管理効果が表れて利益が大きく伸びた。営業利益は77億500万円、経常利益は92億500万円、当期純利益は1億300万円である。
 事業全体に占める割合は高くないが、急成長をしているのがアニメ映像事業である。TBSテレビ事業局映像事業(アニメ)の売上高は平成22年3月期の19億1700万円から約40%増加し、27億8700万円となった。これは前年の60%増に続くもので、映像事業(アニメ)の売上げは平成21年3月期11億9800万円、平成22年3月期19億1700万円、平成23年3月期27億8700万円と順調に成長している。

 成長を牽引しているのは、テレビアニメ『けいおん』シリーズである。今決算でもシリーズの大ヒットにより大幅増収になったと説明しており、貢献度は高いようだ。このほかにアニメ関連では、商品展開などによるライセンス事業にも売上げが含まれているため、実際のアニメ関連の売上げはさらに膨らみそうだ。
 TBS-HDは『けいおん!!』以外でもヒット作として『アマガミSS』、『夢喰いメリー』、『インフィニット・ストラトス』の3作品を挙げている。この結果、売上高だけでなく、利益面でもアニメ事業は過去最高を実現した。
 映画事業では、人気テレビアニメを原作とする実写映画『SPACE BATTLESHIPヤマト』が興収40億円を超える大ヒットなり、業績に貢献している。
 また、その映画では今期は12月に映画『けいおん!』の公開も控えている。今期も『けいおん!』パワーがTBS-HDにとって大きなパワーになりそうだ。

東京放送ホールディングス(TBS-HD) http://www.tbsholdings.co.jp/