中国にハローキティパーク14年完成予定 国外初大型施設

 キャラクター事業の大手サンリオは、同社の代表的なキャラクター「ハローキティ」をコンセプトにした大型アミューズメント施設「ハローキティパーク(仮称)」が中国浙江省安吉県に建設されることを明らかにした。サンリオは出資は行わず、ハローキティをはじめとするサンリオの人気キャラクターのライセンスを中国企業 浙江銀潤休閑旅遊開発有限公司に提供する。
 パークの建設は銀潤公司が行う。パークが予定される安吉地区は、中国国内でアニメ・ゲームなどのコンテンツ産業が盛んな杭州市の郊外に位置する。同地区には総敷地面積60万㎡の巨大リゾート安吉天使楽園が建築中である。安吉天使楽園はホテルやレストラン、アミューズメントパークなどの施設を持つが、広さ9.5㎡のハローキティパークは、この中核施設としての役割が期待されている。

 ハローキティパークのデザインは、サンリオと米国の建築設計事務所HETTEMA社が共同設計する。
HETTEMA社はテーマパークや博物館、国際リゾート施設などの企画・建築設計で知られた会社だ。
 設計においては、自然と調和やハートウォーミング、ファンタスティック、エコロジー、クリエイティブといったコンセプトを活用する。2011年下半期に着工、およそ3年の建設期間で2014年の完成を予定する。銀潤公司はパーク計画の実現で地域の観光振興が実現し、年間数億元の経済効果と数千人規模の雇用が新たに生まれるとしている。

 サンリオは世界的な人気キャラクター「ハローキティ」で広く知られた会社である。「ハローキティ」は、世界100カ国以上、5万点以上の商品が開発されているという。
 こうしたキャラクターを利用して、同社は国内では東京・多摩のサンリオピューロランドと大分県ハーモニーランドのふたつのテーマパークを運営する。しかし、海外ではアミューズメント施設はあるもののテーマパークは実現していない。「ハローキティ」は中国だけでなく、欧米、アジア、南米と広い地域で人気がある。もし、中国の事業が成功すれば、さらなる可能性も広がるだろう。今後のサンリオの事業を考えるうえでも目の離せない動きだ。

サンリオ http://www.sanrio.co.jp/