東宝新社長に島谷能成氏5月26日付けで就任

 国内最大手の映画会社である東宝は、高井英幸代表取締役社長の退任と島谷能成専務取締役の代表取締役社長就任を発表した。5月26日に開催される定時株主総会に合わせて、同日就任する予定だ。
 島谷能成氏は1975年に東宝に入社、映像本部映画調整部長などを経て、2007年より専務取締役として映像本部映画調整担当、映画企画担当として経営に携わってきた。今後は、東宝の経営全般とより大きな責務を担うことになる。
 退任する高井英幸代表取締役社長は、2002年より9年間にわたり同社のトップを務めてきた。在任中の同社の業績は好調で、平成23年2月期連結決算も過去最高益となっている。こうした結果を残しての勇退となる。

 同日4月15日に発表された東宝の平成23年2月期決算は、連結売上高は1989億5300万円と前年比1.4%減となり、2000億円の大台には届かなかった。しかし、利益面は好調で、営業利益は224億300万円(前年比16.9%増)、経常利益231億7800万円(同14.9%増)、当期純利益113億9900万円(同44.7%増)である。
 売上高では同社過去最高記録となった映画営業事業の興行収入が貢献した。なかでも興収 億円の『借りぐらしのアリエッティ』、『THE LAST MESSAGE‐ザ・ラストメッセージ‐海猿』、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』など邦画に望まれた。一方で、映画興行事業部門では洋画で前年ほどのヒット作を確保出来なかった。
 映画営業事業の営業収入は411億6400万円(前年比2.2%増)、営業利益は84億900万円(同40.2%増)。映画興行事業の営業収入は634億5100万円(同0.1%減)、営業利益は38億6100万円(同6.6%増)である。

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