米国玩具大手ハズブロ第1Q 男児好調も他カテゴリー苦戦

 4月14日、米国の大手玩具企業ハズブロ(Hasbro)が、2011年第1四半期の決算を発表した。為替変動と海外での売り上げ増加にも助けられ売上高は6億7200万ドルと前年同期の6億7240万ドルとほぼ同じ水準となった。
 なかでも有力ブランドを持つ男児部門が好調で、2億9000万ドルの売上げは前年比で25%の伸びとなった。売上高全体の43%を稼ぎ出したことになる。ゲーム&パズル部門、女児部門、未就学児部門はいずれも苦戦した。それぞれ前年比で12%、13%、18%のマイナスである。

 また、純利益は大幅な減少となった。前年同期比でおよそ70%減少、1720万ドルだった。これについてハズブロは、長期的に視野に立った商品開発、生産ラインへの投資が続いているためと説明する。さらに2010年よりスタートした自社出資放送局The Hub向けのハズブロスタジオによる番組製作、さらにそのインターネット拠点であるHubworld.comへの投資が加わる。
 また、The Hubは既にカナダへの展開が決まっており、さらに英国、ドイツ、スペインへの拡大を視野に入れる。また、自社番組はヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカ各国で放送するという。長期的には大きな利益を生み出すと見ている。 

 また、好調だったブランドして、「トランスフォーマー」、「ベイブレード」、「SUPER SOAKER」などを挙げている。ここでも男児向けのブランドが中心となった。特に「ベイブレード」については需要が極めて強く、世界的に品不足が続いているという。生産を増やしているものの第3四半期までこうした状況は続く見込みである。
 さらに第2四半期以降も、男児部門が鍵を握りそうだ。ハズブロによれば、2011年は5月16日劇場公開の『トランスフォーマー3』のほか、マーベル・コミックスのキャラクターを映画化する『マイティー・ソー』、『キャプテン・アメリカ: ザ・ファースト・アベンジャー』と同社が玩具を手がける劇場映画が次々に公開する。そうした映画が牽引となり売上拡大が期待できるとしている。
 
ハズブロ(Hasbro)
http://www.hasbro.com/