TYO第2四半期好調最終黒字に アニメ事業は縮小へ

 3月15日、映像制作のティー・ワイ・オーは、平成23年7月期第2四半期決算を発表した。一部事業の売却や大胆な組織再編を行なったこともあり、業績は引き続き上向いている。
 売上高は円谷プロダクションとデジタル・フロンティアの売却のあり、引き続き減少した。連結売上高は114億3300万円、前年同期比で15.8%減となる。一方で営業利益は6億9200万円(同74.4%増)、経常利益4億8300万円(同182.3%増)となり、四半期純利益は黒字転換し、3億9600万円になった。

 好調だったのはテレビコマーシャルである。TV-CM事業は、売上高82億1600万円、営業利益15億5000万円と業績大きく貢献した。業界のテレビ広告費が増加傾向で、広告需要も緩やかな回復しているためだという。こうしたなかで、大手制作会社である強みを活かし、業績の拡大を図った。
 ウェブ広告などを中心とするマーケティング・コミュニケーション事業は、売上高29億7000万円、営業利益が2400万円である。海外は不調であったが、国内が堅調であった。

 一方で、アニメ製作のTYOアニメーションズ、アニメポストプロダクションのリアル・ティのアニメ事業は大幅に縮小したと見られる。両社は、ミュージッククリップの祭、放送番組の博宣インターナショナルと伴にその他事業に区分されている。
その他事業の第2四半期までの売上高は4億2500万円、営業損失が2500万円である。ティー・ワイ・オーでは、売上げ、利益とも目標に達しなかったとしている。
 TYOアニメーションズは、平成22年7月にゆめ太カンパニーとハルフィルムメーカーの合併により誕生した。しかし、合併前の決算で、ゆめ太カンパニーは4億4000万円、ハルフィルムメーカー10億2000万円の年間売上げがあった。両社併せての売上高は14億6000万円である。それに対して平成23年2月期は半期までだが、4社合計で4億2500万円となっている。アニメ関連事業が大きくに縮小していることになる。今後は業績を牽引するテレビコマーシャル部門にますますシフトして行く可能性が高そうだ。

ティー・ワイ・オー http://group.tyo.jp/