松竹がアニメ部門へ本格進出

 大手映画会社の松竹は、事業再編に伴いアニメ事業の強化を図る方針である。松竹は自社サイトの2004年10月1日のプレスリリースで、従来は映像本部の映像企画室に帰属していたアニメ事業室を廃止のうえ、映像本部から独立したアニメ事業本部を新設すると発表した。これは、ビジネスポテンシャルの高いアニメ事業に特化し、体制強化による収益の拡大を目指すためである。これに伴い、松竹の営業組織は映像本部、演劇本部、事業本部にアニメ事業本部加えた営業4本部制となる。
 また、アニメ事業本部には、アニメ以外に特撮映画も含まれキャラクタービジネスにおける事業多角化の中心となる。

 この新しいアニメ事業本部は2DアニメとCGアニメ両方を統括し、年に5本の劇場アニメとTVアニメを制作する予定としている。2、3ヶ月のうちに最初のアニメ制作の発表があり2005年の公開を目指す。

 この他、松竹は実写映画『忍 SHINOBI』の製作費と配給経費約12億円を個人投資家から公募する映画ファンドの計画で大きな話題を呼んでいる。このファンドは様々な仕組みでのアニメ製作資金の調達に実績のあるみずほファイナンシャルグループとの共同計画である。アニメ部門の強化に伴い、今後はアニメ制作でも個人向けの投資ファンドが実現するかもしれない