アニメ製作のGDH 東証マザーズ株式公開

 『青の6号』や『SAMURAI7』などハイクオリティの作品で知られているアニメ制作会社GDHが東京証券取引所マザーズ市場に株式公開することが決まった。また、上場に先立って株式の公募・売出しが行われる。  
 東証マザーズの発表によると上場認証日は、2004年10月6日、上場予定日は11月9日で主幹事証券会社は大和証券SMBCが行う。また、公開う伴い公募・売り出しが行われ公募株数1500株、売り出し株数3500株となる。  

 GDHは、1992年にアニメ制作会社ガイナックスから独立した村濱章二氏らよって設立されたアニメ制作会社ゴンゾと1996年に石川真一郎氏らによって設立された株式会社ディジメーションの合併会社株式会社ゴンゾ・ディジメーション・ホールディングを前身とする。
 本年の7月に社名変更をして株式会社GDHとなった。グループ会社にアニメ制作の株式会社ゴンゾのほか、株式会社Gクリエーターズ、株式会社フュチャービジョンミュージックを持つ。資本金は、11億8869万円で、平成16年3月期の連結売上高は約44億円。 
 
 GDHは、高品質なCGアニメで有名で、特に日本初のフルCGアニメ『青の6号』で名を挙げた。現在は、『SAMURAI7』、『巌窟王』といった作品がTV放映中で話題を呼んでいる。その作品の高い品質は日本より海外での評価が高いと言われている。  
 かねてから、噂のあったGDHの株式上場であるがアニメ制作を主要業務としている会社の上場は2000年12月に上場した東映アニメーション以来である。アニメ制作会社の上場企業としてはほかにトムスエンターテイメントなどが知られるが、設立して日の浅い新興アニメ制作会社の上場は初めてだ。株式市場がどのような評価を行うのか興味のあるところだ。それは、今後の株式上場を狙う他のアニメ制作会社に対しても少なからぬ影響を及ぼすであろう。 
 
 また、今回の上場で公開された株式上場の詳細によると、GDHの大株主1位がグロービス系のベンチャーキャピタルであることが判る。資本の導入時期から考えると同社がかなり早い段階から株式の上場を目指していたこと読み取れる。