2010年映像ソフトシェア1位はアニプレックス BDはキング

 マーケット調査のGfKジャパンは、2010年の映像ソフト(DVD、BDなど)販売の数量が多かった映像作品、ソフトメーカーを表彰するGfK Certified Video Software 2010発表した。2010年1月1日から12月31日までの映像販売動向をGfKジャパンが独自に集計し、その結果に基づいて決定した。
 映像ソフト全体では、販売ソフト数量No.1タイトルはソニー・ピクチャーズ エンタテインメントの『マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション』であった。このほか映画部門、テレビドラマ部門、アニメ部門、音楽部門の5部門を選定した。同時にBlu-ray Disc(BD)単独の販売数量No.1タイトルと映画部門、アニメ部門の3部門も選出する。

 映像ソフト全体アニメ部門は、ソニーミュージックエンタテインメント系列のアニプレックスが14.7%でシェアでトップとなった。2位は14.1%のウォルト・ディズニー・ジャパン、3位は10.8%のバンダイビジュアルだった。
 アニプレックスの2009年のシェアは13.1%だったが、2010年はシェアを1.6ポイント伸ばし1位に輝いた。GfKジャパンは、アニプレックスは『劇場版 銀魂 新訳紅桜篇』や『化物語」シリーズなど、劇場作品、テレビシリーズいずれもが好調だったとしている。
 3位のバンダイビジュルは2009年より5.2ポイントのダウンだった。『機動戦士ガンダムUC』シリーズや廉価版レーベルが好調だったとみられる。ウォルト・ディズニーも2.7ポイント落とし、前年1位から2位となった。『カールじいさんの空飛ぶ家』、『トイ・ストーリー3』が好調だった。

 BDソフトでは、アニメが特に力を発揮している。売上げ全体の8割をアニメと洋画が占めていることからその存在感が大きい。2010年のBDで最も多く販売されたのは『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(EVANGELION:2.22)』(キングレコード)である。販売数量はBD市場最高の40万枚を突破した。
 『ヱヴァンゲリヲン』シリーズは、2008年に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』DVDが映像ソフト全体で1位、2009年は同BDがBD部門で1位となっている。本作で3年連続の1位を獲得したことになる。

 BDソフトのメーカー別のシェアでは、この『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を発売したキングレコードが16.1%で1位、2位アニプレックス(15.8%)、3位バンダイビジュアル(12.3%)である。日本のアニメを主力タイトルとする3社が上位を独占した。
 GfK Certified Video Software 2010の集計はいずれも数量ベースを基にしたランキング、シェアとなっている。一方でアニメのDVDやBDは邦画や洋画、海外ドラマと較べて一商品あたりの小売単価が高くなる傾向が強い。
 このため、より各社の経営に直結する売上げベースのランキングでは、アニメを得意とするアニプレックス、バンダイビジュアル、キングレコードの年間シェアはより大きいと見られる。日本アニメのビジネス的な影響は、今回の見ための数字よりさらに大きいと見られる。
*グラフはいずれもGfKジャパンの発表によるもの
GfKジャパン http://www.gfkjpn.co.jp/

GfK Certified Video Software 2010

受賞部門 (全8部門)

[映像ソフト全体 (5部門)]
■ 販売数量No.1タイトル
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
「マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション」
■ 映画部門トップシェア
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
■ TVドラマ部門トップシェア
ワーナー エンターテイメント ジャパン
■ アニメ部門トップシェア
アニプレックス
■ 音楽部門トップシェア
エイベックス

[Blu-rayソフト単体 (3部門)]
■ 販売数量No.1タイトル
キングレコード
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(EVANGELION:2.22)」
■ 映画部門トップシェア
ワーナー エンターテイメント ジャパン
■ アニメ部門トップシェア
キングレコード