サンリオ第3四半期 ヨーロッパ好調で利益急伸

 キャラクター大手サンリオの第3四半期の決算が好調である。2月4日に発表された同社の平成23年第3四半期の決算では、海外売上の伸びに支えられ、利益が大きく拡大している。
 連結売上高は575億4700万円と前年同期比で6.0%増、営業利益は113億5500万円(同85.8%増)、経常利益は102億5600万円(同92.2%増)、四半期純利益は66億7900万円(同130.4%増)となった。こうした業績を受けて、サンリオは期末配当の予想をこれまでの1株10円から15円に引き上げる。前期は行われなかった第2四半期末配当5円も含めて、通期の配当金は前期に10円から20円に倍増する。

 また、通期業績見通しも上方修正された。連結売上高は745億円、営業利益は129億円、経常利益は117億円、当期純利益は70億円となる。
 業績を支えたのは海外のライセンス収入の拡大である。特にヨーロッパ地域では、ライセンス収入が前期の49億円から69%増の83億円に達した。物販収入も合わせて108億円の売上げ、営業収益も50%増の38億円となった。北米地域でも、売上高は10%増の37億円、営業利益は8億円(55%増)と堅調だった。
 この結果、全体の売上高に占める海外比率は前期より6.1ポイント上昇、36.8%と1/3を超える。キャラクターのグロバル化を感じさせるものである。サンリオは今後こうした海外の成長を維持するインフラ整備を構築する、また北米、南米のライセンス事業の強化、さらに現在はビジネス規模の小さなアジア地域での事業見直しを進める。

 一方国内事業は、売上高379億円で前年同期比2.3%減、営業利益は63億円で129.2%増となった。物販事業の減収をライセンス事業の増収がカバー出来なかった。一方、増益は利益率の高い海外子会社からのロイヤリティ収入の増加によるものである。
 赤字の続くテーマパーク事業は、入場者が大幅に増加し41億円(前年同期比7.2%増)となった。引き続き営業損失2億円となったが、前年同期よりも改善した。

サンリオ http://www.sanrio.co.jp/