米玩具大手ハズブロ通期売上は前年並み40億ドル

 米国の玩具大手ハズブロ(Hasbro, Inc.)は、2月7日に2010年通期の決算発表を行った。前年に続き事業は堅調に推移したが、為替変動の影響を受けたこともあり売上高は40億ドルと前年の40億7000万ドルから微減となった。純利益は3億9800万ドル、前年比1%増である。
 ハズブロによれば、同社の成長は新興国マーケットを中心に続いている。複数のブランドがこれら地域で好調だとしている。しかし、海外事業の売上げが15億6000万ドルと前年比で7%増加したのに対し、北米事業は23億ドルと6%減少した。同社の海外展開志向は今後も強まりそうだ。

 ターゲット別では、プレスクール(未就学児童)向けが13%増、女児向けが5%増加した一方で、男児向けは5%減少した。男児向け市場での減少は、2009年に「トランスフォーマー」と「GIジョー」が劇場映画公開で玩具販売の売上げを大きく伸ばしており、その反動があった。今期は夏に『トランスフォーマー3: Transformers: Dark of the Moon;』の公開が予定されており、再び伸びが期待される。
 一方、2011年の業績に関心は、昨秋からディカバリーと共同でスタートさせて子ども向けケーブルチャンネルThe hubの成否になるだろう。放送事業自体に加えて、『トランスフォーマー』や『GIジョー』など自社ブランドにアニメシリーズも放映しており、テレビ放映によるプロモーション効果が発揮されるかも注目されるところだ。

ハズブロ http://www.hasbro.com/