WOWOW マッドハウスに資本参加

 衛星放送大手のWOWOWが質の高いアニメ制作に定評のあるマッドハウスに資本出資を行った。この出資は、マッドハウスが行った第三者割当増資の引受けによるもので、出資額は1億円になるという。
 
 2005年にWOWOWは、マッドハウス制作の『妄想代理人』のほか、『強殖装甲ガイバー』などのオリジナルアニメの放映を増やしている。これは視聴者確保のために、アニメ作品を中心としたオリジナルコンテンツの強化を打ち出しているためである。
 しかし、近年のアニメ制作ブームともいえるアニメ制作本数の増加なかで、質の高い作品を制作出来る制作会社は不足気味である。今回の出資は、同社の主要株主になることで、質の高いアニメ制作会社との関係を確かにしようとする試みといえる。
 
 現在、マッドハウスの株式の大半は、モバイルコンテンツ企業のインデックスが所有しており、同社はインデックスの子会社となっている。しかし、同社はWOWOWのほかにも、主要株主として日本テレビ、電通、バップなどを既に受入れ、大手メディア企業との連携を深めている。
 マッドハウスにとってはWOWOWが大株主になることで、作品制作発注と放映媒体を確かにする目的があるだろう。一方、WOWOWは、評価の高い制作会社の囲い込むことで、質の高い番組の提供が可能になる。

 放送会社のアニメ制作会社のつながりでは、フジテレビがGDHに出資をしているほか、日本テレビもスタジオジブリ、プロダクション I.G、マッドハウスに相次いで出資を行っている。今後も、こうした放送会社による制作会社囲い込みの動きは続きそうだ。