テレビ東京HD第3Q アニメ事業は減少 ATXが好調

 テレビ東京、テレビ東京ブロードバンド、BSジャパンの経営統合で昨年10月誕生したテレビ東京ホールディングス(テレビ東京HD)が、平成23年3月期第3四半期の決算を2月3日に発表した。第3四半期までの売上高は797億2400万円、営業利益は28億4800万円、経常利益は30億4800万円、四半期純利益は31億9400万円である。今回は新会社の決算のため前年同期比の数字は公表されない。
 しかし、テレビ東京HDは同日に通期業績予想の上方修正を発表しており、堅調な業績であることが窺える。修正後の業績予想は連結売上高で1070億3100万円と0.5%の上方修正だが、営業利益が19億800万円、経常利益21億1500万円、当期純利益24億1600万円と利益面ではいずれも57%から59%程度引き上げられた。修正の理由については、販管理費節減とテレビ東京のイベント収入、通販事業、アニメCS事業子会社(AT-X)の業績が想定を上回ったと説明する。

 地上派放送事業が売上高は688億3400万円、営業利益は9億9100万円だった。BS放送事業は売上高17億1500万円、営業利益は2億4200万円、インターネット・モバイル事業は売上高5億9100万円、営業利益は3900万円である。
 放送周辺事業の売上高は248億8500万円、営業利益は17億8600万円、このうちアニメ専門チャンネル エー・ティー・エックスの売上高が30億4600万円となる。加入件数が昨年11月末時点で13万件を突破し順調な業績としている。同局は多数あるCS局のなかで高価格高付加価値戦略を取るがそれが成功しているようだ。

 一方、テレビ東京でのアニメ事業は、これまでの主力番組『NARUTO』、『遊戯王』、『ポケットモンスター』、さらに新規番組『イナズマイレブン』が健闘した。しかし、国内外とも低調な市場を反映し、減収減益となった。
 第3四半期までの売上高は42億1700万円と前年同期比で11.5%の減少、粗利益は8億2400万円とこちらは21.6%の減少である。テレビ東京HDは通期では売上高64億2200万円、粗利益11億7300万円を見込む。
 アニメ事業ではテレビ東京は、1月27日に電車をテーマにしたヒーローアニメ『トレインヒーロー』の日中共同製作を明らかにしている。共同製作を軸に中国市場の開拓を目指す。来期以降はこうした事業も業績の行方を左右しそうだ。

テレビ東京ホールディングス http://www.txhd.co.jp/