タカラトミー第3Q減収減益 トランスフォーマーの反動大きい

 2月2日、玩具大手のタカラトミーが平成23年3月期第3四半期の決算発表を行なった。期中は海外向けの展開も好調なメタルファイトベイブレードやトミカ、リカちゃんなどの定番商品が順調だったが、昨年の世界的な大ヒット トランスフォーマーの反動減があり、減収減益になった。
 連結売上高は1251億5900万円(前年同期比12.9%減)、営業利益102億1700万円(同15.5%減)、経常利益103億1100万円(同14%減)、四半期純利益93億3600万円(同8.3%減)である。減益ではあるが安定的な利益となっており、同社の経営の安定ぶりを感じさせるものだ。

 国内ででは引き続き『メタルファイト ベイブレード』が、堅調だった。テレビアニメと新商品投入、店頭イベントの連動がうまく連動したという。さらにトミカワールドシリーズ商品やプラレールでの「きかんしゃトーマス」関連商品、リカちゃんドールとリカちゃんハウスなどが売上げを伸ばし、好調だったとしている。
 しかし、トイズユニオンでのテレビゲーム卸売の取扱量が減少したほか、アパレル事業の販売や、玩具周辺事業の一部が苦戦した。タカラトミーアーツが手がけるガチャ事業、ぬいぐるみ事業、トミーテックの鉄道模型などは堅調だった。

 海外は、近年の事業再編などの結果、全体に縮小している。2010年9月からトミカの出荷を開始している北米事業は、基盤が薄く売上高は6億1700万円に留まっている。
 最も事業が大きなアジアは、売上高224億3000万円、営業利益9億8200万円である。中国や韓国でのビジネスも積極的に拡大しており、今後の海外事業の鍵を握るとみられる。
ヨーロッパは、昨年夏にトミカの投入を開始している。しかし、クリスマス商戦の苦戦や『きかんしゃトーマス』のライセンス契約終了もあり、売上高は71億7800万円(前年同期比15.1%減)、営業損失1300万円にとどまった。
 通期決算についても、タカラトミーは全体の減収予想を立てている。売上高は1700億円と前年比で4.9%減となる。しかし、営業利益は110億円、経常利益は108億円、当期純利益は90億円とほぼ前年並みを予想する。

タカラトミー http://www.takaratomy.co.jp/