コナミ株式交換で ハドソンを完全子会社化 

 ゲーム大手のコナミは、現在株式の約54%を保有する子会社ハドソンを株式交換により完全子会社化する。1月20日に、コナミとハドソン両社の取締役会が開かれ決議された。ハドソンの株主はハドソン1株に対して、コナミ0.188株が割り当てられる。割当比率は、1月19日の終値でのハドソンの株価よりおよそ12%高い。
 株式交換は2011年4月1日に予定され、現在JASDAQ市場に上場するハドソンは3月28日が最終売買、3月29日付けで上場廃止となる。また、完全子会社化に伴って、現代表取締役執行役員社長の石塚通弘氏は退任し、現コナミデジタルエンタテインメント執行役員の上原和彦氏が新たに代表取締役社長に就任する。

 ハドソンは1973年に創立した老舗のゲームメーカーである。『ボンバーマン』シリーズや『桃太郎電鉄』などのヒット作で知られる。しかし、近年は事業の主軸をモバイル向け・インターネット向けサービスに移しており、モバイル・コンテンツ企業としての側面が強かった。連結売上高は平成22年3月期で160億4000万円、営業利益は10億2000万円。
 コナミにとっては、ハドソンの持つこのモバイル向けの事業の強みやモバイルをベースとしたカジュアルゲームのノウハウが魅力的に映ったようだ。SNSやカジュアルゲーム、スマートフォン向けのビジネスの拡大が見込まれる中、ハドソンを完全子会社化することでこの分野の強化を目指す。

 今回の決定について、コナミとハドソンは、グループ内の制作体制と運営体制の機動的な構築を図るためとしている。とりわけハドソンが得意とするオンライン・モバイル分野でのビジネス展開の強みに言及し、現在、SNS事業の成長性が注目されており、両社の経営資源を集中するとしている。

コナミ http://www.konami.co.jp/
ハドソン http://www.hudson.co.jp/