カートゥーンネットワークに日本アニメ調達新部門

 日経産業新聞によると、日本でアメリカの子供向け放送局カートゥーンネットワーク(CN)を放映するジャパン・エンターテイメント・ネットワークは、米国CN向けのアニメ調達のための新部門を設立する。
 この新部門は「カートゥーンネットワーク・プロダクションズ・ジャパン」で、6歳から11歳向けの番組を手掛ける。同部門は、日本のクリエーターの米国でのアニメ製作や日本のアニメ製作への投資も行なう。2年後には、年2作品程度を米国カートゥーンネットワークに供給するとしている。

 カートゥーンネットワークは、伊藤忠商事とCN米国のワーナ・エンターテイメントと合弁企業である。伊藤忠商事は、2005年2月にワーナ・エンターテイメントと共同で日本アニメの製作に投資する30億円規模のファンドを設立している。また、伊藤忠商事はマンガ家の故石ノ森章太郎氏のマンガ原作を利用したアニメ化作品の計画を持っている。
 今回のカートゥーンネットワークによる日本アニメの製作業務と本国への導入には、こうしたファンドや作品も利用されることも考えられそうだ。

 また、昨年CN社が、日本のアニメ制作会社プロダクションI.Gと共同製作した『IGPX』や東映アニメーション、アニメプレックスと共同製作した『出ましたっ!パワパフガールズZ』のような日本企業と連携した作品製作が今後も増加して行くと考えられる。
 CNがこのように製作初期の段階からアニメ製作に本格的にかかわるのは、作品の著作権獲得の意欲があると思われる。日本アニメの利益の中心はテレビ放映でなくその版権の利用にあるためである。そして、日本企業の手を通すことなくアニメの2次ビジネスに係ることを目指しているといえるだろう。