実写版『キューティーハニー』のトワーニ清算へ

 実写版『キューティーハニー』で知られる映画製作会社の株式会社トワーニが会社清算することになった。これまで、『さくや妖怪伝』『天使の牙B.T.A』などを製作したがヒット作に恵まれなかった。本年春には人気アニメ『キューティーハニー』の実写映画化した作品を劇場公開したが、興行収入は目標を大幅に下回ったと伝えられている。
 トワーニは、元々総合家電メーカーの東芝がソフト事業に参入するために外資系映画製作会社ワーナ・ブラザース、日本テレビ放送網が各33.3%、東芝が23.3%を出資し資本金3億円で設立された会社である。会社名のトワー二は東芝、ワーナ・ブラザース、日本TVの頭文字を組み合わせると同時に永遠に発展するという意味があったが、確かな実績を出せないまま撤退という形になった。

 人気アニメの実写映画化は、今年に入って『新造人間キャシャーン』(劇場版タイトル『CASSHERN』)、『忍者ハットリくん』(劇場版タイトル『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』)、キューティーハニーと相次いだが、『CASSHERN』(推定興行収入約15億円)、『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』が人気歌手や人気タレントを巻き込む形で大ヒットする中で、キューティーハニーの不振は明暗を分けた。ヒットの要は旧アニメファン以外の観客にどうアピールしていくかにかかっている。
 この秋以降にも、「デビルマン」、「鉄人28号」と人気アニメの実写映画が公開されるがどのような結果を出すかが注目される。