オリエンタルランドがアニメ事業に参入

 東京ディズニーリゾートの運営で知られているオリエンタルランドがアニメの制作に乗り出すことになった。OLCは現在子会社のOLC・ライツ・エンタテイメントが育成中のキャラクターであるネポス・ナポスを新たにアニメーションで展開する。アニメの製作と著作権の管理はOLC・ライツ・エンタテイメントが行うが、実際の制作は国内アニメ制作会社に委託する方針。当初は、10月からBSフジとスカイパーフェクトTV番組『ネポスこどもクラブ(仮称)』の中で7分程度の作品として放映される。
 OLCは、今後、関連商品やDVDの販売、映画製作も含め5年後には100億円程度の売上を目指すという。

 OLCは今まで、ウォルト・ディズニーの所有するミッキーマウスを始めとするキャラクターの使用に対価を支払うライセンシービジネスを行ってきた。その金額は莫大であり2000年度のディズニーへのロイヤリティーの支払いは約129億円であった。(三和総合研究所『特許等使用料収支から見たわが国産業の技術競争力』参照)
 OLCは東京ディズニーシーやイクスペリアと言った新施設でこれらのキャラクターの利用を極力排除し、米国ディズニーからの自立を目指して来た。
 今回は自らアニメーションを制作し、独自のキャラクターを育てあげキャラクターの使用権を受けるライセンサー事業を構築する。ライセンスビジネスに熟知したOLCが行うビジネス戦略の当然の帰結といえる。

 しかし、言うまでもなくキャラクタービジネスは、何百、何千という企画の中でビジネス的に当たるのは数えるほどである。時代を超えて生き残り大衆に幅広く支持されるキャラクターは過去30年でも、キティ、ドラえもん、ガンダムと驚くほど数が少ない。
 アニメビジネスブームと呼ばれる昨今、TV局、広告代理店、商社、ゲーム会社とアニメビジネスへの新規参入組みが溢れる中、OLCが新たなビジネスで成功するには、テーマパーク経営とは違った大きな努力が必要となるだろう。