フランスのアニメ会社に出資 GDH

 アニメ制作を行うゴンゾを持つGDH(旧ゴンゾ・ディジメーション・ホールディング)は、2004年6月にフランスで設立されたアニメ制作会社GO-N(ゴエン)プロダクションに出資し、ビジネスにおいて協調関係を結ぶと発表した。出資比率は明らかにされていない。
 GO-Nプロダクションは、フランスの大手制作会社Antéfilmsの元社員であるEric GarnetとAnne de Galardによってハイクオリティーなキッズ向けのアニメを制作し、フランスとヨーロッパ及び全世界に供給することを目的に設立された。両者はアニメーションの開発、制作、ファイナンス、及びセールスを管理する幅広い経験と能力を持つ。

 現在、GDHはフジテレビによる出資受入れ・提携や新手法を用いた資金調達など積極的にアニメビジネスを展開しているが、今回の出資によって海外展開により積極的に関わっていこうとしている。

 両社のメリットは、日、仏プロダクションの持つつそれぞれの強みを生かした共同制作プロジェクトや相互のマーケット参入での優位性が掲げられる。GO-N社にはGDHの持つ資金と日本市場への展開が大きな魅力となっているであろう。
 一方、GDH側にはより大きなメリットがある。現在、フランス市場は自国のコンテンツ産業育成のため海外の映像コンテンツの放映を法律によって大きく規制している。そのひとつが、フランス国内でTV放映されるアニメの総量規制である。この規制により、フランスでは放映されるアニメの60%以上がEU製であること、その内50%以上がフランス製であることを義務づけられている。この法律は、フランスからさらにEU市場全体に広げられる可能性を持っているる。日本アニメの参入が厳しいフランスで、現地のアニメ制作会社と組むことが出来ることはGDHにヨーロッパ市場での大きなビジネスチャンスを与える。