個人投資家向け初のアニメファンド

 東京証券取引所マザーズ市場に上場のジャパン・デジタル・コンテンツが日本初の個人投資家向けと名を打ち、個人投資家向けのアニメ作品投資ファンドの募集を開始する。このファンドでジャパン・デジタル・コンテンツは楽天証券、ジェット証券の3社は、アニメ制作会社ゴンゾの制作する『バジリスク(仮称)』の制作費の7割にあたる2億7千万円を調達する。

 投資する作品『バジリスク(仮称)』は、講談社に連載中の『バジリスク 甲賀忍法帖』(原作:山田風太郎『甲賀忍法帖』講談社文庫/漫画:せがわまさき)のTVアニ作品である。投資ファンドは、この作品のDVDとビデオからの収益を受け取る。収益は最終的の変動し、元本割れリスクもある。
   
 ファンドの仕組みはアニメ作品の将来の収益を対象とするため一般の株式や債券の投資信託と異なり、ジャパン・デジタル・コンテンツが今回のファンド用に設立したSPC(特別目的会社)と投資家が匿名組合契約をすることで成立する。出資者の募集は、楽天証券とジェット証券が行う。

 最近、注目を浴びているエンターテイメントに対する投資ファンドは、アイドルファンド、ゲームファンドなど多方面で増加中だが、まだ、本格的な投資ファンドというには不足といえる。今回のファンドも、将来のより本格的なアニメファンドのための地慣らしともいえるだろう。
 事実、今回の収益も作品のDVDとビデオからの収益の一部(投資総額の110%までの元本・利益を分配)に限定されている。また、投資金額は1口5万円からと少額からの投資が可能であり、出資者をDVDのクレジットに記載するなど売りものにしており、投資であると同時に、より多くのファンの満足感が得られることが強調されている。