ジェトロ中国レポートに映画興行やキャラクターランキング

 日本貿易振興機構(ジェトロ)は、今年11月に中国のコンテンツビジネスの状況をまとめた「中国コンテツビジネスレポート2010年度(3)」をリリースしている。レポートはジェトロが行なう海外各国での日本のアニメ、マンガ、ゲーム、音楽、映画などのコンテンツビジネス状況調査のひとつである。
 その調査は数字的な把握が難しいとされる海外の日本産コンテツの現状を知る貴重な資料となっている。なかでも中国については定期的にレポートが行なわれ、その質にも定評がある。

 11月にリリースされた「中国コンテツビジネスレポート2010年度(3)」は、総ページ数17ページでボリュームは小さいが、映画・アニメーション関連で特に興味深いデータが掲載されている。
 映画興行とキャラクターグッズに関するデータである。いずれもこれまでありそうでなかったもので、基礎データとして活用出来そうだ。
 
 映画興行は2010年1月から9月末までの中国国内の映画興収ランキングだ。中国元ベースで表示されており市場の規模感が分かりやすい。また、中国製映画と海外輸入の映画を分けており、両者の比較も容易だ。
 これによれば国内映画興収ランキング第9位には中国劇場アイメーション映画のヒット作『喜羊羊与灰太狼』が入っており、その興収は1億2703万元だった。これは『トイストーリー3』の1億1811万元、『ヒックとドラゴン』の9192万元を上回る。さらに地区別、映画館系別のランキングもあり便利だ。

 キャラクターランキングはさらに興味深い。商品の発売点数の公式な数字がないなかで、大手ショピングサイでのキーワード検索で商品数を洗い出している。公式なものではないが、キャラクターのトレンドを知るには有意義だ。
 日本のキャラクターで最も商品が多いのは「ハローキティ」で件数、価格帯で他を大きく引き離している。その後は『ドラえもん』、『ワンピース』、『NARUTO』、『ウルトラマン』などが続く。海外や中国のキャラクターでも検索を行っており、全体のなかで日本のキャラクターが健闘していることが分かる。

日本貿易振興機構(ジェトロ)
http://www.jetro.go.jp
中国コンテンツビジネスレポート2010年度(3)(2010年11月)
http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/07000416