練馬区のアニメ産業活性化計画 都の創造的都市助成事業第1号に

 練馬区が地域産業振興を目指して進める「地域共存型アニメ産業集積活性化計画」が、東京都が行なう創造的都市型産業集積創出助成事業の第1号として他の2つの自治体事業と共に承認された。
 創造的都市型産業集積創出助成事業は、東京都が創造的都市型産業の育成や集積の創出を目指して行なうものである。地域特性を活かした地域の産業振興を支援する。
 東京都は特に情報発信型産業として、「アニメ・コンテンツ」や「デザイン」、「ファッション」などの育成に力を入れており、そうしたことからも練馬区との協力を考えたとみられる。都は平成21年度から23年度まで3年間にわたり、練馬区の計画を助成、支援して行く。

 練馬区はよく知られるように、日本の劇場用カーラーアニメやテレビシリーズアニメの発祥の地である。こうしたことから現在に至るまでアニメ産業が盛んで、同区内には90社を超えるアニメ制作関連会社がある。国内最大のアニメ産業の集積地となっている。
 区はこれまでも様々なアニメ産業支援を行なっているが、今回、「練馬区地域共存型アニメ産業集積活性化計画」をまとめることで、区内のアニメ産業を重点産業として戦略的に強化することを決定した。
 
 計画の個別支援事業は5つあり、1) 国際ビジネス支援、2)作品製作支援、3)アニメ文化普及事業、4)人材育成支援、5)地域産業連携支援事業からなっている。
 国際ビジネス支援では、フランス・アヌシー市との交流関係を活かし、世界最大のアニメーション映画祭アヌシー国際アニメーション映画祭の見本市出展支援などの国際ビジネスを支援が中心となる。また、アニメスタジオの区内定着や誘致手法の検討、ねりたんアニメカーニバルの開催や練馬アニメサイトの構築などの文化事業など様々な施策が実施、検討されている。

 今回の計画の承認を受けた練馬区では、志村豊志郎区長が「アニメ産業は、区の重点産業であり区内産業を牽引する役目を担うものと期待している。東京都とも連携を強め、アニメ産業の集積の強化と国際的な発展を支援していきたい」と強い決意を語った。
 また、練馬区のアニメ事業者で構成する練馬アニメーション協議会の光延青児代表は、「区に協力して、アニメ企業が地域とともに発展できるよう頑張って行きたい」と抱負を述べ、今後の事業の発展と拡大に期待を感じさせる。

練馬区 http://www.city.nerima.tokyo.jp/
東京都 http://www.metro.tokyo.jp/