米4キッズ第1Q赤字拡大 オンラインカードゲームに先行投資

 米国のキャラクター企業4キッズエンタテインメント(4Kids Entertainment)は、2008年12月期第1四半期決算(08年1月~3月)を発表した。現在、同社が力を入れているオンライン型トレーディングカードゲーム「Chaotic」のプロモーションが拡大していることから、昨年に引き続き赤字決算となった。
 売上高は、前年同期の1493万ドルから微増の1503万ドル(約15億6000万円)になったが、営業損失が191万ドルから704万ドル(約7億3000万円)に拡大した。また、純損失も20万ドルから639万ドル(約6億6000万円)に拡大している。

 損失の拡大について同社のCEOアルフレッド・カーン氏は「Chaotic」への投資の拡大と同社が管理する主要なキャラクターからのライセンス収入が減少したことを理由に挙げている。同社の主要キャラクターには日本のアニメ・カードゲームの『遊戯王』シリーズが含まれている。
 「Chaotic」は4キッズが、『ポケットモンスター』や『遊戯王』で獲得したトレーディングゲームのビジネスのノウハウを注ぎ込んで行われている。

 カーン氏は「Chaotic」について、これまでの先行投資が今後の数年間は収益になって戻ってくる見通しであるとも述べている。実際に「Chaotic」を取り扱う小売店は今年1月から拡大しており、現在、ウォルマート、ターゲット、トイザらス、Kマートなどを含む北米15000店舗で扱われている。
 4キッズによれば、「Chaotic」はカナダでトップ2のトレーディングゲームとなっているほか、ウェブサイトのユニークビジターは100万人を超えている。

 さらにカーン氏は、4キッズが子供番組のゴールデンアワーである土曜日朝の地上波放送の子供向け番組放送シェアの50%を握っており、この分野で圧倒的に強い立場にあることを強調している。同社はこの時間帯にFOXテレビで4時間、CWネットワークで5時間の放映枠を握っている。
 同社は日本のキャラクターライセンスの取り扱いでよく知られているが、かつて取り扱っていた『ワンピース』や『ポケットモンスター』のライセンスは現在手放している。一方で、新たに『恐竜キング』の世界展開に力を入れている。

4キッズエンタテインメント(4Kids Entertainment)
http://www.4kidsentertainmentinc.com/