コーエーテクモ 松原社長退任、後任に襟川陽一最高顧問

 ゲーム会社のコーエーテクモホールディングス(コーエーテクモHD)は、11月8日に開催された取締役会で松原健二代表取締役社長の退任と襟川陽一氏の代表取締役社長就任を発表した。松原氏は11月8日付で社長を辞任、また11月30日付で取締役も辞任する。
 コーエーテクモHDによれば、松原氏より一身上の都合として辞任の申し出があった。同氏はコーエーテクモゲームス代表取締役社長、コーエーテクモウェーブ取締役、コーエーテクモネット取締役も辞任する。旧コーエーの創業者であった襟川陽一氏が、再び経営の指揮を執ることになる。
 新社長となる襟川陽一氏は、コーエーテクモの経営統合前の会社のひとつ光栄の創業者である。また、松原健二氏は日立製作所、日本オラクルなどを経て、2001年にコーエーに入社、経営企画など担当後、2007年にコーエーの代表取締役社長、2009年4月にテクモと経営統合したコーエーテクモホールディングスの代表取締役社長に就任した。

 また、コーエーテクモHDは、同日、平成23年3月期第2四半期の決算発表も行なっている。連結売上高は110億6900万円で前年同期比27.5%減、営業損失16億5600万円、経常損失10億9700万円、四半期純損失5億7100万円である。今期は主力タイトルが下期偏重になったことから、上期の業績は伸び悩んでいる。
 ゲームソフト事業は売上高63億3000万円 営業損失16億2300万円である。主力タイトルのPS3向け『TRINITY Zill O’ll Zero』の発売を第3四半期に延期したこともあり、先行投資がかさんだ。
 オンライン・モバイル事業では、ソーシャルゲーム市場に投入した新作タイトル『100万人の信長の野望』がおよそ2ヶ月でユーザー数が100万人を超えるなど好調だった。一方で不採算タイトルの整理などにより一時費用が発生した。売上高18億300万円 営業損失1600万円である。

 メディア・ライツ事業は堅調だった。同社の女性向けタイトルシリーズ ネオロマンスシリーズが好調で第2四半期で観客動員数は5万人を超えた。また、関連DVD、アニメ関連商品の販売など二次展開のビジネスが安定している。売上高7億4200万円 営業利益3800万円である。
 また、パチンコ・パチスロ機関連のSP事業も堅調だった。売上高7億700万円 営業利益2億5200万円
である。さらに不採算店舗の整理統合を行なったアミューズメント施設運営事業でも、売上高15億7300万円 営業利益1億3600万円と利益を確保した。

コーエーテクモホールディングス http://www.koeitecmo.co.jp/