IGポート業績上方修正 未払い劇場アニメ制作費一部回収

 大手アニメ製作会社のIGポートは、平成23年5月期第2四半期決算、通期決算の業績予想の上方修正を発表した。上方修正は前期特別損失に計上した貸倒引当金の一部が回収出来たためである。貸倒引当金戻入額として9000万円を特別利益に計上する。
 この結果、IGポートの第2四半期の業績予想は四半期純損失1億4100万円を5100万円の純損失に変更し、通期の当期純利益を500万円から9500万円に引き上げる。売上高、営業利益、経常利益は、これまでどおり据え置く。

 今回、一部入金がされた売掛債権は、IGポートの子会社であるアニメ製作会社ジーベックで前期に発生していた。劇場映画の製作元請企業からアニメ制作の受注をしたが、途中から制作資金の支払いが止まっていた。IGポートは引き続き回収に努めるとしながらも、未払いの可能性も考慮して、その全額1億4600万円を前期の貸倒引当金として特別損失に計上していた。
 今回、回収したのはこの1億4600万円のうち9000万円にあたる。一度、損失計上している金額の戻しだけに、同社の経営にとってはポジティブ要因だ。一方、未回収となっている残りの5600万円については、触れられていない。

IGポート http://www.igport.co.jp/