2011年日本映画大学開設 立命館には映像大学院

 10月26日、大学設置・学校法人審議会は、文部科学省に対して神奈川県川崎市の学校法人神奈川映像学園が申請した4年制大学日本映画大学の設置申請を認可する答申を提出した。2011年には国内初の映画教育に特化した4年生大学が開設される。
 日本映画大学は、当面は映画学部映像学科の単科大学となる。2011年の定員は140名、新入学生だけでなく、2年次編入生を20名、3年次10名を募集する。大学のキャンパスは小田急線の新百合ケ丘前に構える。
 
 神奈川映像学園は、現在日本映画学校を運営している。日本映画学校は、1975年に映画監督今村昌平氏が開校した映画の専門学校である。映像科では演出、脚本、撮影・照明、編集、音響、ジャーナリズムを学べるほか、さらに俳優科も持つ。これまで数多くの人材を映像分野に送り出して来た。
 新たに大学を設置することで、学生の多様なニーズに応える。また、4年間の大学教育とすることで、より深い教育が可能となる。学長には映画評論家の佐藤忠男氏が就任する予定である。

 海外では広く存在する映画を学ぶ大学・大学院は日本では数少ない。現在、映画の専門教育を行うのは、大学では日本大学芸術学部映画学科、立命館大学映像学部など、大学院では東京藝術大学大学院映像研究科、映画専門大学院などである。
 このうち映像学部映像学科を設置している立命館大学は、2011年より新たに修士課程として大学院映像研究科映像専攻の開設する見込みである。同大学の17番目の研究科となる。
 同大学の映像学部は2007年4月に映画だけでなく、ゲーム、アニメーション、アートなどのデジタルコンテンツを学ぶ場として設立された。映像の芸術的側面だけでなく、テクノロジー、ビジネス、社会学的な見地から総合的に映像を学ぶカリキュラムが組まれている。2011年3月で開設から4年となり、初めての学部卒業生を送り出す。新たな大学院はさらに映像研究を目指す学部生の受入れの場ともなるだろう。定員は10名となる。

日本映画大学 http://www.eiga.ac.jp/college.html
立命館大学映像学部 http://www.ritsumei.ac.jp/eizo/