ハピネット第2Q業績予想修正 AM、玩具好調で利益増額

 玩具、映像音楽商品の中間流通大手のハピネットが、平成23年3月期第2四半期決算の予想を上方修正した。連結売上高は当初予想の900億円を850億円に引き下げる。前年同期の898億円を下回って来ることになる。
 一方で営業利益は9億5000万円から12億5000万円、経常利益は11億円から13億、当期純利益は6億円から7億円に引き上げる。逆にこちらは、前年同期の実績を上回って来る。当初予想より利益率が高くなり、安定した事業となっているようだ。

 売上高の減少は、中核事業のひとつである映画音楽市場の低調のためだという。また、利益の情報修正はアミューズメント事業と玩具事業が好調だった。カプセル玩具を中心としたアミューズメント事業は、近年積極的な企業買収や事業再編を行った。こうした利益構造改革が成功したようだ。また、市場全体がカプセル玩具ブーム後の反動減から、安定的成長に切り替わったタイミングもありそうだ。
 一方、玩具事業は、キャラクター商品が好調だったとする。なかでも今年9月にテレビ放送が開始したばかりの『仮面ライダーオーズ』を好調な商品として挙げた。仮面ライダーシリーズは安定した人気のある作品だが、新作も引き続き高い人気を獲得したようだ。

 低調とされた映画音楽事業は、2009年3月に同業大手のウイントを子会社化し、流通シェアを拡大したばかりだ。この子会社化によりハピネットはこの分野で年商680億円、業界最大手となっている。2010年4月には、ハピネットの映画音楽事業をウイントに譲渡、統合する予定だ。そのうえでウイントの社名変更を行う予定だという。
 この分野の事業統合が円滑に進めば、物流センターや情報システム、営業組織取引口座の集約な効率化、シナジー効果が期待出来る。このため映画音楽事業の収益向上は、来期以降に期待出来るだろう。

ハピネット http://www.happinet.co.jp/