ウィーヴ 20年12月期大幅減収 今期はMBOで非公開企業へ

 2月16日に、テレビや出版でキャラクタービジネスを行なうウィーヴが、平成20年12月期(20年)の決算発表を行なった。
 通期連結の売上高は前年比38.3%減の30億1700万円、営業損失13億5000万円、経常損失14億4600万円、当期純損失は4億9100万円である。売上高の減少はテレビ事業の絞込みの影響で、損失の拡大は連結子会社ヴィレッジブックスの出版物で、返本分の会計処理を実施したことが理由となっている。

 テレビ・キャラクター事業では、『ペルソナ~トリニティ・ソウル~』や『おねがいマイメロディきららっ☆』、『セサミストリート』が中心となった。キャラクター別では、主力の『おねがいマイメロディ』の売上が前年より落ち込んだのが響き、『セサミストリート』も前年比でマイナスだった。
 売上高は22億2700万円と前年同期に比べ15.6%減なった。また、製作委員会収支の悪化もあり、営業損失は9300万円となった。2009年4月には、『おねがいマイメロディ』シリーズに替わって、『ジュエルペット』が登場する。

 出版事業では、ウィーヴ出版部門でマニア向けのパートワークスが好調だった。「マクロス・クロニクル」が、『マクロスF』の人気もあり好調で、同シリーズだけで年間2億200万円の売上高があり、3100万円の利益があがっている。
 エヴァンゲリオン関連の3900万円の売上に1200万円の利益である。「はなまるレシピ」は3300万円の売上に対して2900万円の赤字となっている。

 一方、ヴィレッジブックス事業は売上高4億8500万円に対して、9億3200万円の営業赤字である。ウィーヴは今後の出版事業は、順調なキャラクターを扱ったパートワークス(分冊百科)に注力する方針で、あらたに4企画をスタートする。また、書籍については、この春に映画化される の『トワイライト』など翻訳のロマンス小説に集中する。
 出版点数の絞りこみにより、売上高は7億7900万円と前年同期と比べ64.3%減と大きく減少した一方で、営業損失は9億4000万円となっている。

 ウィーヴは既に、アントコーポレートアドバイザリー(ACA)と現経営陣によるMBOを決定している。MBOの実施後同社は株式非公開企業として、中長期的な視点での企業の成長を目指す。
 また、ACAからも経営スタッフを招き、管理体制の強化、資金繰りの安定化、新規ビジネスの展開を行なう。今期の通期連結業績は、売上高34億7700万円、営業損失1億6700万円、経常損失1億1000万円、当期純損失1億1100万円と予想しており、完全な業績回復までにはいま暫く時間がかかりそうだ。

ウィーヴ http://www.weve.jp/