インデックスHD 振興銀行破綻で特別損失計上へ

 モバイル・エンタテイメント企業のインデックス・ホールディングス(インデックスHD)は、9月10日に明らかになった日本振興銀行の経営破綻による影響を発表した。日本振興銀行は7月に金融監督庁の検査忌避の疑いで社員が逮捕されるなど経営の混乱が続き預金が流出、債務超過になったと見られていた。9月10日に東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行った。
 インデックスHDは同行からの融資を通じてつながりが深く、日本振興銀行の株式2344株、簿価で4億6000万円を保有しているほか、子会社ネットインデックスを通じて劣後特約ローン4億円の債権を保有する。債券については取立不能、取引遅延のおそれがあり、株式については減損評価のうえ特別損失を計上するとしている。詳細については、確定しだい公表する予定である。

 日本振興銀行はインデックスHDの主力銀行で、2010年8月31日末の段階でインデックスHDに82億6100万円の融資を行っている。両社は2009年以降に関係を強め、2009年3月に株式相互保有による資本提携を行った。しかし、この資本提携は日本振興銀行の不明瞭な経営が明らかになった今年7月にインデックスHDが日本振興銀行株の一部譲渡することで解消している。譲渡されずに残った株式が今回特別損失計上の対象となった。
 インデックスHDは、これ以外でも日本振興銀行離れを強めている。7月16日に日本振興銀行とつながりの深い金融会社NISグループとの業務提携、資本提携を解消している。また、同社出身の取締役も辞任した。同様に日本振興銀行系の中小企業振興ネットワークからも脱会している。
 インデックスHDはモバイル事業とアニメとゲームを中心にエンタテイメント事業を手掛けている。グループ会社には、ゲーム会社のアトラス、その子会社ロッソインデックス、アニメ製作のマッドハウス、CGのダイナモピクチャーズなどがある。

インデックス・ホールディングス http://www.index-hd.com/