JVA調べ 10年上期映像ソフト売上6.4%減 アニメBD急伸

 日本映像ソフト協会は、9月9日に2010年上半期(1月-6月)の国内映像ソフトの売上げ動向を発表した。この調査は期間中、国内で販売されたDVD、Blu-ray Disc(BD)、UMDの売上げを集計したものである。
 発表によれば、DVD、BD、UMDの期間中の総売上高は、1194億2400万円で前年比6.4%の減少、売上数量では3904万1078万枚で前年比0.5%増となっている。数量ベースでは前年並みとなっており、商品単価が下落していることが窺える。

 また、売上高のうちDVDが前年に較べて14.5%減となる一方で、BDは109.6%増とほぼ2倍になるなど急成長ぶりが際立っている。しかし、総売上の中での比率ではDVDが85.2%、BDが14.8%と依然DVDが大きな位置を占めている。BDは急成長を続けているものの、DVDの役割は現在でも大きいとみられる
 BDでは販売用ソフトに占めるアニメの占める割合が際立って大きいのが特徴になっている。販売用のBDのうち63.2%が、アニメファン向けの作品で主に構成される「日本のアニメーション(一般向け)」となっている。2位洋画の21.4%のおよそ3倍という存在感である。伸び率も、「日本のアニメーション(一般向け)」は145.8%と全体の伸び、洋画の98.1%を上回っている。国内のBD市場の拡大がアニメファンによって牽引されていることがわかる。BD普及推進を進める関連各社にとっては、BDの他ジャンルへの広がりをどう進めるかが今後鍵になりそうだ。

 ジャンル別の売上げでも、「日本のアニメーション(一般向け)」の強くなっている。販売用のDVD、BD、UMDの売上金額合計の29.8%を占め、ジャンル別のトップとなっている。しかし、金額自体はアニマは前年比8.7%減で、13.4%増の「音楽(邦画)」、81.7%増の「洋画」と対照的となった。
 2010年上半期は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『サマーウォーズ』といった大型ヒットがあっただけに、前年比マイナスはやや意外な結果でもある。2010年通期では、大ヒットが伝えられる『ONE PIECE』の動向がアニメソフトの売上げに影響を与えそうだ。アニメーション(一般向け)」のBD比率は、47.3%と全体のおよそ半分に迫り、ここからもアニメファンの間でBDが急激に浸透している様子が分る。

日本映像ソフト協会 http://www.jva-net.or.jp/