バンダイナムコとセガが連携 アミューズメントゲーム用 ICカードで強者連合

 アミューズメントマシン市場の苦戦が続くなか、新カードシステムの開発と利用で大手ゲーム会社2社が手を組む。バンダイナムコゲームスとセガは、両社が独自に開発を進めてきたアミューズメントゲーム機用ICカードステムの相互乗り入れを発表した。
 セガは2010年秋に稼動を開始する「戦国大戦」から、自社が開発した新たなIC カードシステム「Aime」を導入する。一方、バンダイナムコゲームスは、来年以降発売予定のインターネット対応型のゲーム機でやはり新しいICカードステムを採用する。このふたつのカードシステムが互いに乗り入れすることになる。つまり、バンダイナムコゲームス、セガのいずれかのカードを持っていれば、両社のゲーム機を楽しむことが出来る。

 こうした相互乗り入れについて、バンダイナムコゲームスはプレイヤーの利便性の向上につながるとしている。業界大手の2社が手を組むことで、新システムとアミューズメント施設で他社より優位に立つことを目指す。
 セガの「Aime」は、1 枚のIC カードで複数ゲームのデータを保存できる。全てのゲームの成績やキャラクター情報が1枚のカードに集約され、プレイヤーの利便性が向上する。コンシュマーは複数のゲームを平行して楽しみやすくなるため、新機種の導入や誘導にも力を発揮しそうだ。
 一方、バンダイナムコゲームスの新カードシステムも、従来はゲーム機ごとに専用カードがあったものを1枚のカードで対応出来る様にするものだ。さらにゲームごとに完結していたデータを関連づけることも可能になるとする。また、アミューズメント施設のゲームだけでなく、音楽や映像などの業界の枠を超えたエンタテインメントとの連携も視野に入れるとしている。

 こうしたふたつのカードが乗り入れることで、一枚のカードで対応出来るゲームの数はさらに拡大する。カードの魅力も大きく高まる。利便性の高さから両社以外の同様のサービスに、大きな優位性を発揮しそうだ。アミューズメント施設での自社製品の稼動率アップも期待出来るだろう。
 ただし、相互乗り入れはするものの、システム自体は両社が独自のものを利用するかたちだ。このため両社以外のシステムに対しては有利になるものの、逆に両システム同士での競争が激化する可能性もある。両社の相互乗り入れがどこまで進むのか、それがビジネスの展開につながるかなど、今後の進展からも目が離せない。

バンダイナムコゲームス http://www.bandainamco.co.jp/
セガ http://sega.jp/