インデックスHD インデックス、アトラスを吸収合併

 モバイルとエンタテインメントの事業を手がけるインデックス・ホールディングス(インデックスHD)は、2つの連結子会社インデックスとアトラスを吸収合併する取締役会決議を行なったことを明らかにした。インデックスはグループのなかでモバイル事業を行い、アトラスはゲーム関連事業を行なう。アトラスはオンランゲーム会社ゴンゾロッソを子会社にしており、オンライン事業に強みを持つ。
 インデックスHDは2010年10月1日付で、両社の事業を吸収し、インデックス、アトラスは解散する。インデックスは、インデックスHDの株式の90%以上、アトラスの株式を100%保有する。このため経営に与える影響は軽微と見られている。

 インデックスは有利子負債の大きな体制をあらためるべく、2008年より大幅な事業の再構築を図っている。25社あった主要子会社は事業売却や統合により6社まで絞り込まれていた。そのうえでモバイル事業とゲーム分野とアニメ・CG分野から構成されるエンタテイメント事業を、中核に据えている。
 インデックスHDはこれについて、重点事業分野の明確化とノンコア事業の整理、売却は終了したとしている。今後、中核事業により集中し、効率化を進めるために今回の主力子会社2社を子会社化したようだ。インデックスHDは8月12日にも、ネットインデックスによるネットインデックス・イー・エスとネットモバイルの吸収合併を発表したばかりである。急速に事業体制をスリム化させている。

 アトラスは1986年にゲームソフト会社として設立された。1997年に株式上場、2000年の角川書店との資本提携、2003年のタカラトミーとの資本提携を経て、2006年にインデックス・ホールディングスの子会社となった。今回の吸収合併により、独立企業としての歴史は幕を閉じる。
 今回の吸収合併でインデックスHDのグループ企業は、持ち株会社のほかは技術開発のネットインデックス、アニメーション会社のマッドハウス、CGアニーションのダイナモピクチャーズ、それに海外子会社に絞り込まれる。
 残る有力企業となったアニメ製作会社マッドハウスの今後のあり方も関心を呼びそうだ。しかし、同社の大株主には日本テレビや電通、ソニーピクチャーズなどの大手メディアも名を連ねており、今回のアトラスのような吸収合併をつかった事業再編の可能性は低そうだ。

インデックス・ホールディングス http://www.index-hd.com/
アトラス http://www.atlus.co.jp/