TPG公式選出28企画決定 アニメからは「時に、僕等は…」

 東京国際映画祭と連動して行われるエンタテイメント見本市TIFFCOMは、2010年の企画マーケットTPG(Tokyo Project Gathering)の公式選出企画、28本を発表した。選出企画は昨年の25本から増加し、さらに例年以上に魅力あるものとなった。
 また、国際見本市の中でのプロジェクトということもあり、20本以上に海外の製作者が関わっている。国別では韓国の積極的な出品が目立つのに加え、中国、台湾、シンガポール、ベトナム、タイ、シンガポールなどアジア地域が多い。これに加えて、米国、フランス、オーストラリア、カナダなど国際色豊かな企画マーケットとなっている。

 アニメーション関係では、日本から『銀河鉄道物語』などの こんひろしプロデューサー、伊藤秀樹監督による『時に、僕等は…』が企画の中に挙げられている。製作は旭プロダクションとなる。伊藤秀樹さんは『怪~ayakashi~』の総作画監督や『東のエデン』、『鋼の錬金術師 Full metal Alchemist』の作画監督などを経験している。国内外の企業、プロデューサー、バイヤーが集まる中で、事業化への可能性を探ることになる。
 日本からは廣木隆一監督と宇田川寧プロデューサーによる『かもめの日』、石井裕也監督の『ハラがコレなんで』、佐藤佐吉監督の『戦争』などが挙がっている。海外からも韓国映画史上最大のヒットとなった『グエムル 韓江の怪物』の続編『グエムル2』、韓国の巨匠チャン・ジン監督による『アジアン・ビューティー(仮題)』などの作品が挙がっている。
 日本と海外の共同企画も注目される。鈴木智也プロデューサーによる『郵性省』は、作家筒井康隆さんの原作を、舞台をアメリカに移した英語作品として製作を予定する。タイトル未定の「裕木奈江企画」は、米国のデイヴ・ボイル監督が、現在米国で活動する裕木奈江さんを主演に製作する。

 TPGは東京国際映画祭とTIFFCOMのビジネス機能を強化する目的で2005年より設けられている。近年世界の映画祭でトレンドとなっている企画マーケットの場としている。
 当初より国境を越えた共同製作プロジェクトの進行に力を入れており、年々大掛かりな国際プロジェクトが増えている。TPGの拡大は、TIFFCOMの認知度の向上、ビジネスの広がりにも貢献している。東アジアの重要な映画・エンタテインメント見本市として成長するTIFFCOMと伴に、ますます注目を浴びそうだ。

TPG(Tokyo Project Gathering) http://www.tiffcom.jp/2010/tpg/
TIFFCOM  http://www.tiffcom.jp/2010/
東京国際映画祭 http://www.tiff-jp.net/ja/