バンダイナムコHD第1四半期 玩具好調もゲーム等苦戦

 大手エンタテインメントグループ バンダイナムコホールディングスは、8月5日に平成23年3月期第1四半期の決算を発表した。平成22年3月期は大幅な減収減益となった同社だが、グループ各社の事業再構築もあり、業績は上向いている。
 連結売上高は819億1200万円と前年同期比で8.2%の増加、営業利益29億5300万円、経常利益29億4200万円と前年同期の赤字から黒字転換した。当期純利益は、投資有価証券の特別損失を計上することなどにより赤字が続いた。四半期純損失は16億4400万円である。しかし、同社のグループ各社の事業が下期偏重になっていることもあり、通期では45億円の当期純利益を予想している。

 好調だったのはバンダイなどの玩具関連ビジネスを行なうトイホビー事業である。売上高は348億1200万円(前年同期比9.7%増)、セグメント利益は41億1000円(同119.3%増)となった。キャラクター玩具とカードゲームが収益に貢献した。データカードダスが好調に推移している。
 キャラクター別では『仮面ライダーW』が46億円、『ハートキャッチプリキュア!』が32億円の売上げである。それぞれ前年同期の前シリーズの36億円、23億円を大きく上回っている。ガンダムシリーズは28億円、戦隊シリーズは33億円、『ワンピース』は3億円から10億円に拡大した。
 また、海外向けでは『BEN10』が堅調だとしている。現在は欧米市場に向けた新コンテンツの女児向け、幼児向けに着手しているが、第1四半期にはまだ成果は現れていない。
 ナムコが中心となるアミューズメント施設事業は売上高を6.7%減少させ、147億7000万円だった。しかし、効率化施策の結果、第1四半期の黒字化に成功した。セグメント利益は1億5700万円である。

 一方、ゲームコンテンツ事業と映像音楽事業を統合させ今期からスタートしたコンテンツ事業は赤字だった。コンテンツ事業の売上高は329億4800万円、6億1900万円の損失である。売上高は16.8%と大きく伸びており、損失も前年同期の41億3600万円から縮小した。しかし、黒字転換には及ばなかった。
 映像音楽コンテンツの収益は改善したが、モバイルコンテンツが苦戦した。また、ゲームコンテンツは北米での発売された『鉄拳6』が貢献した。

 こうした業績を受けてバンダイナムコHDは、第2四半期の業績予想を修正した。売上高は従来どおり1750億円とするが、それぞれ10億円とされた営業損失、経常損失を営業利益15億円、経常利益15億円に変更した。通期については、エンタテイメント業界の不透明な市場環境を理由に変更は行なわなかった。

バンダイナムコホールディグス http://www.bandainamco.co.jp/