コーエーテクモ 新作タイトルなく第1四半期は赤字に

 8月2日に発表されたコーエーテクモの第1四半期の業績が厳しい。連結売上高は前年同期比で23.5%減の53億3200万円、営業損失8億3300万円、経常損失8億7200万円、四半期純損失が3億3100万円となる。特にゲームソフト事業は売上高29億9000万円に対して、営業損失が10億300万円となっている。
 ゲームソフト事業の赤字が大きくなったのは、第1四半期には新作タイトルがなく、一方で、第2四半期以降に発売する主力タイトルのための先行投資が拡大しているためである。第2四半期まで赤字は続き、通期決算で黒字に浮上する予定だ。現時点での通期業績予想は、売上高は5.8%増の365億円、営業利益50億円、経常利益64億円、当期純利益35億円である。

 第1四半期は赤字となったが、ゲームソフト事業では国内で堅調だったタイトルとして、既発タイトルの『北斗無双』、『信長の野望・天道』を挙げている。さらに4月に海外でリリースした『Tecmo Bowl Throwback』が着実にダウンロード販売売上を伸ばしているとする。また、今後の展開として任天堂3DSへの参入以降を明らかにするなど、新しいビジネスにも意欲的に取り組む。
 しかし、第1四半期はオンライン・モバイル事業も4900万円の損失となった。売上高は7億8200万円である。コーエーテクモは期間中にビジネスの選択と集中を進めた結果、一時的に先行費用が発生したためとしている。こちらもiPad用タイトル『三國志 TOUCH Plus for iPad』のリリースやSNS市場に向けた『100万人の信長の野望』の投入など、新市場に向けた取り組みを積極化している。

 イベントは好調だった。メディア・ライツ事業の売上高は2億9700万円、営業利益は2000万円である。5月に行なった「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 星奏学院祭3」の動員数は2万人に達し、業績を牽引した。イベント関連DVDやアニメ関連商品の販売も堅調としている。同社は今後もイベント事業の展開を進める方針である。
 また、パチンコ・パチスロ関連のSP事業は売上高5億100万円 営業利益3億4500万円と好調である。アミューズメント施設運営事業も売上高7億2900万円 営業利益3200万円と黒字となった。

コーエーテクモ http://www.koeitecmo.co.jp/