サンリオ ヨーロッパ向けライセンス好調 第1Q増収増益

 キャラクターライセンスのサンリオの業績が急伸している。7月30日に発表された平成23年3月期第1四半期の売上高は176億6800万円と前年同期比で11%増加し、営業利益は34億4300万円(同219.4%増)、経常利益は27億100万円(同214.2%増)、四半期純利益は12億4800万円(同82.2%増)となった。利益面での伸びの高さが目立った。
 好調な業績は、海外売上げが欧州を中心に大きく伸びたためである。欧州地域の売上高は急激な円高をこなし前年の23億円から34億円まで拡大した。特にロイヤリティ売上高が好調で、前年同期の12億円から23億円とほぼ倍増している。国内ロイヤリティ17億円、北米7億円を上回り、地域別でトップに立った。
 海外ではほかに南米(ブラジル)、アジアでも売上げが伸びている。一方北米は前年並みの11億円にとどまっている。世界最大のキャラクター市場だけに、さらなる海外事業展開には新たなアクションが必要となる。 

 国内市場も安定している。売上高は前年同期比2.8%増の116億円、営業利益は21億円(同346.2%増)である。
 また、国内ライセンス市場売上げは下げ止まり増収に転じた。在庫調整が一段落したこと、アパレル関連のコラボレーションが成功したためだという。さらの直営店の物販が海外旅行客の増加により堅調だった。主力となったキャラクターは、海外では『ハローキティ』、国内では『ハローキティ』に加え『ジュエルペット』、『リトルツインスター』、アパレルブランドとのコラボレーションである『ベイビーマイロ』である。

 これまで苦戦してきたテーマパーク事業も、改善に向っている。売上高は前年同期比14.3%増の11億円、営業損失は2億円から1億円まで縮まった。サンリオピューロランドの集客が好調だった。 
 しかし、事業は依然赤字を続けており、今後のさらなる集客とコスト削減が問われることになる。特に、入場者が伸び悩んでいる大分・ハーモニーランドの業績が今後の鍵だ。

サンリオ http://www.sanrio.co.jp/