テレビ東京第1Q アニメライツ事業前年比15.4%減

 7月30日にテレビ東京が明らかにした2011年3月期第1四半期の決算発表によれば、期間中の同社のアニメライツ事業売上げは前年同期比15.4%減の15億3900万円だった。また、祖利益は3億1300万円で32.8%の減少となった。アニメライツ事業売上げは、ライツ事業のうちアニメ事業収入と分類されたものである。
 テレビ東京によれば『NARUTO』の海外販売が好調だったが、他の作品が苦戦した。しかし、通期では前年比3.1%増の63億4000万円の売上げと11億2800万円の祖利益を見込む。アニメ事業は期末に売上げが膨らむ傾向が強く、こうしたことも織り込んでいると見られる。
 このほかライツ事業の売上げは映画事業が前年同期の5億4100万円から1億4600万円と大きく減らす一方で、スターズ・オン・アイスジャパンツアー2010が好調であったイベントからの売上げは1億700万円から12億1100万円の急拡大した。ライツ事業全体の売上高は33億8900万円前年同期比で7.5%の増加になる。

 また、アニメ関連ではアニメ専門のCS放送事業が堅調である。アニメ専門チャンネルアニメシアターX(AT-X)は2010年5月に登録加入者が12万を突破し、チャンネルを運営するエー・ティー・エックスの期間中の売上げは9億7800万円であった。
 コアファンに向けた番組をプレミア価格で提供する同社のコンセプトが受け入れられているようだ。同業他社のアニマックス、キッズステーションなどとの差別化に成功しているとみられる。

 一方で、テレビ東京全体では売上高は前年並み、減益となった。第1四半期の連結売上高は269億6100万円(前年同期比0.5%増)、営業利益は7億200万円(同46.2%減)、経常利益は8億700万円(同42.2%減)、四半期純利益は8200万円(同92.4%減)である。
 同社は2011年3月期の業績予想の修正も発表している。新しい予想では連結売上高が500億3600万円から510億200万円に引き上げられたほか、5億2300万円の営業利益は5億500万円の黒字に、3億9800万円の経常損失は5億9400万円の黒字に変更された。また当期純損失も11億7400万円から2億9000万円まで縮まる。
 テレビ東京によれば業績修正はイベント収入がこれまでの予想を上回っており、さらに第2四半期まで使用する予定であった番組制作費の一部を下記に持ち越したためである。番組制作のコスト削減効果が表れたとみられる。

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