輝夜月、ポプテピピック、鉄腕アトムまで…「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースレポート | アニメ!アニメ!

輝夜月、ポプテピピック、鉄腕アトムまで…「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースレポート

4月3日から5日にかけて東京ビッグサイトにて、国内最大規模のコンテンツ関連展示会「コンテンツ東京2019」が開催された。

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「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
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4月3日から5日にかけて東京ビッグサイトにて、リード エグジビション ジャパンによる国内最大規模のコンテンツ関連展示会「コンテンツ東京2019」が開催された。
キャラクター&ブランドライセンス展、クリエイターEXPO、先端デジタルテクノロジー展など様々な展示会の複合イベントであり、人工知能やVtuberなど新しい分野の展示や発表も数多く見られる。今回はその中でもアニメに関連のある企業やクリエイターのブースの模様をレポートする。

本イベントでは企業や個人名義でのブース出展が多く、作品単位での展示はあまり見られなかったが、その中でも特に目を引いたのがココネブースの『猫のニャッホ ~ニャ・ミゼラブル~』だ。

「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
本作はゴッホをモチーフとした猫のキャラクター・ニャッホ(CV:杉田智和)を主人公としたパズルゲームで、4月よりテレビ東京系にてTVアニメ化も果たしている。ブース担当者は「長く幅広い層に愛されるキャラクターを目指す。グッズ制作や販売などでタイアップしてくださる企業様とのマッチングが狙い」と話す。

電通は「AnimeJapan 2019」のビジネスデイに出展していなかった一方で、コンテンツ東京では巨大なエリアを確保していた。「AnimeJapan 2019」がアニメファンに向けたイベントの色彩が強いのに対し、コンテンツ東京は異業種も含めた企業とのビジネスマッチングが主目的である。現在の電通の狙いはそこにあるのかもしれない。

「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
作品としては『GO! GO! アトム』(仮題)が目を引いた。
1963年に放送され、現在の日本のTVアニメの事実上の開祖である『鉄腕アトム』1作目から数えて4作目のTV作品であり、映像作品としては10年ぶりの新作となるが、制作をフランスのクリエイターが担っており、国際色豊かな作品になりそうだ。
世界各地で順次放送予定であり、商品化を担う企業とのマッチングを目指しているという。近日放送日公開予定とのこと。

「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
キャストが公開されたことで話題になった3DCG映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の白組もブースを出展していた。
映画やVFX映像制作で有名な白組だが現在スマートフォンゲームアプリの開発や運営も行っており、その認知を高めたいとブース担当者は語った。

「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
ソニー・クリエイティブプロダクツのブースでは『リサとガスパール』や『バービー』など世界的に有名なキャラクターと並んで紹介されたVtuber輝夜月(かぐや・るな)の展示が目立った。
日清食品の「U.F.O.」のTVCMなどで一般への露出が増している彼女だが、昨年ソニー・ミュージックエンタテインメント内レーベル「SACRA MUSIC」とアーティスト契約を結んだことが縁で、今後増えていくであろうビジネス窓口業務を同社が担うことになったという。

変わりどころでは青森県黒石市の非公認キャラクター「にゃんごすたー」(ビーイング所属)のブースも盛況だった。

「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
傷のあるリンゴと猫をモチーフとしたゆるキャラクターだが本格的なドラムパフォーマンスで有名で、この日も「アンパンマンのマーチ」の演奏がアナウンスされると大きな人だかりができ、写真や動画を撮る人で賑わっていた。

「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
コンテンツ東京には個人クリエイターによるブースエリアも設置されている。
ゲーム『SHUFFLE!』や羽後町産あきたこまちのパッケージ(萌え米)などで有名なイラストレーターの西又葵や、『魔法少女リリカルなのは』シリーズのコミックを手がけた藤真拓哉などがブースを出展していた。

「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
4月1日に放送・配信されたTVスペシャルで再度話題となった『ポプテピピック』の羊毛フェルトアニメーションパートを制作したUchuPeopleの当真一茂もブース出展していた。

『ポプテピピック』について「(アート系アニメーションではなく)商業系アニメの代表であるTVアニメで制作をさせていただける貴重な機会。見た方の反応がネットを介して即座にいただけるなど、ファン層の違いが新鮮だった」、先日の特番については「ネタ(世界でいちばんダサいPV)はこちらが出した案のうちの一つで、大川ぶくぶ先生の目にとまって決まりました。完成するまで誰が歌うのか知らされておらず、本放送を見て『サーかばだ!』(※『けものフレンズ』の主人公・サーバルとかばんのペア)とびっくりした」と話す。今後はフェルトアニメに軸足を置きつつ他の素材や映像表現も取り入れ、表現の幅を広げたいと話した。

「コンテンツ東京2019」アニメ関連ブースの模様
文化庁によるアニメーター等育成事業「あにめたまご2018」にて短編アニメ作品『えんぎもん』を制作した佐藤広大監督(スタジオななほし)はあにめたまごを契機に独立を果たし、それ以降手がけた作品の資料などを展示した。
今月、海外の映画アワードにて次世代クリエイターとして招かれているという。コンテンツ東京への出展やそういった機会を活かして次の作品制作の機会を窺っているが、将来的にはまたオリジナル作品を手がけたいと語った。

[アニメ!アニメ!ビズ/animeanime.bizより転載記事]
《いしじまえいわ》
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